教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報) I a(1)   Studies on Curriculum & Teaching Method of Information Study Ia(1)

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担当教員
松田 稔樹  野村 泰朗  波多野 和彦 
使用教室
 
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
3533
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義の目的

高等学校の学習指導要領の総則を理解し,学校の教育課程をより良く編成するための方法や留意点を認識・修得するとともに,教育課程全体の中で,普通教科「情報」を必修で実施することの意義・役割を認識し,教育目標を達成する上で必要な授業設計,教材開発,教育方法,学習評価等に関する知識,技能,考え方を修得することを目的とする。また,普通教科「情報」の各科目の内容,指導方法について理解を深め,実践の基盤を養う。

講義計画

授業は,集中講義の形をとり,土曜日午後に1回5時限程度の割合で9回に分けて行う。日程については,授業のWebページに注意すること。
・学校の教育課程編成の目的・条件と編成上の留意点
・学習指導要領概説~普通教科「情報」と専門教科「情報」,次期学習指導要領への移行
・模擬授業体験及び年間指導計画の作成と目標分析(3回)
・単元の展開と課題の発想・教材化
・模擬授業の実施と授業評価・改善
・情報と社会に関する内容を扱う時の討論の指導法
・学習評価の考え方と方法

教科書・参考書等

・文部省(1999) 高等学校学習指導要領.
・文部省(2000) 高等学校学習指導要領解説・情報編,開隆堂.
・文部科学省(2009) 高等学校学習指導要領.
・中村一夫編著(2000) 改訂・高等学校学習指導要領の展開・情報科編,明治図書.
・普通教科「情報」の教科書

関連科目・履修の条件等

・教務課への履修申告の他に,学期始めに担当教員に直接履修登録に来ること。(掲示板や,人間行動システム専攻松田研究室Webページ内の授業のページに注意すること。)
・「教育工学Ⅰ・Ⅱ」を履修しているという前提で授業を行う。(単位未修得の場合,自己学習しておくことが履修条件である。)
・本授業では,実際に,コンピュータやネットワークを利用しながら授業を進める。表計算ソフトウェアやデータベースソフトウェアについて,利用環境を自分で整え,基本操作等に習熟しておく必要がある。
・設備の都合上,「情報」の教科に関する科目の単位を十分修得している者に履修を制限する場合もある。
・演習を伴うため,授業への出席を重視する。(出席回数が少ない場合は不可とする。)
・授業で最終的に提出してもらう全ての資料は,学校現場でも活用してもらうことを前提とする。すなわち,それ等の著作権は,各グループメンバーや個人メンバーに帰属するが,それ等をフリーソフト(またはデータ)として無料で流通させることとする。
・なお,本授業科目は,平成22年度以降,1単位科目と2単位科目に分け,1単位科目は数学や理科と同様,教育工学Ⅰの前提履修科目とし,Ⅱは教育工学を前提履修科目とする予定である。

成績評価

・出席状況,演習,模擬授業,レポート等の成果に基づいて行う。

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