教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)2   Studies on Curriculum & Method of Teaching Industrial Subjects II

文字サイズ 

担当教員
成田 彰 
使用教室
 
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
3530
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

Ⅰ 教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰを基礎にして,教材の選択と配列の方法,教育課程の編成について理解することを目的とする。教育基礎第一及び第二,発達と学習Ⅰ及びⅡ,教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰを予め履修しておくことが望ましい。
Ⅱ 工業教育の歴史,工業教育に対する社会的要求,教材の選択と配列,教育課程。

講義の目的

教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰを基礎にして,教材の選択と配列の方法,教育課程の編成について理解することを目的とする。

講義計画

 講義は3学期の土曜日と水曜日(5・6時限)を計画しているが,日程は1回目の講義の際に学生諸君と相談の上で決定する。なお,土曜日は田町キャンパスの附属高校で行う。
東京職工学校の手島精一校長は「技術者の前に人間であれ」,「人間は、物を創造して豊かになれる唯一の動物である」といい,工業・職業教育は「物を作ることだけを教えるだけでなく,全人的教育者を育成することである」と強調した。
カリキュラム(Curriculum)とはラテン語のcurrereを語源とするものであるが,わが国では教育用語として,「学習のコース」という意味で用いられ,「教育課程」と訳されている。教育課程についてはいろいろな定義がなされているが生徒・児童が学校において学習をしながら成長してゆく,それを援助する教育の内容が教育課程である。
したがって,学校教育における教育課程は,単に各教科ごとに編成した学習のコースを指しているだけではなく,教科以外にも生徒の持っている資質を伸長させ,人間形成をおこなわせるために,必要不可欠な教育的経験を与えることが出来る全ての学習を編成したコースであると考えるべきである。
学校で児童・生徒が学習する場合教師の力量と指導法に大きく依存する。したがって,教育現場で生徒指導にあたる教師は十分「学習」の意義と本質を知り,学習と指導法についての様々な原理・原則を把握しておくことが必要である。
本講義では,これら各教科の教育課程、授業方法などについて学習する。

 講義内容
 (1)授業改善展開論
 (2)授業方法
 (3)視聴覚
 (4)課題解決
 (5)授業展開 機械科・工業化学
 (6)学習指導案
 (7)教育評価
 (8)ディスカッション
 (9)課題
 (10)その他

教科書・参考書等

プリントを適宜配布する。

関連科目・履修の条件等

「教育基礎第一」「同第二」,「発達と学習Ⅰ」「同Ⅱ」,「教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰ」を予め履修しておくことが望ましい。

このページのトップへ