教育課程の意義・編成と教科の指導法(数学)3   Studies on Curriculum & Method of Mathematics Teaching III

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担当教員
松田 稔樹  益田 研一 
使用教室
 
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
3523
シラバス更新日
2011年10月27日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

Ⅰ 「教育工学 I」の授業で学ぶ授業設計・評価手法と,「教育課程の意義・構成と教科の指導法(数学)Ⅰ」及び「同Ⅱ」で学ぶ教育課程や数学教育に関する基礎知識を有機的に結びつけ,数学教育における教育課程の編成,教材の選択と配列の方法に関する実践的理解を深めることを目的とする。
Ⅱ 数学科における問題解決力や数学的見方・考え方の育成方法を主要テーマとして,教育課程編成,授業設計,教授スキルの活用方法,評価方法などの内容について,模擬授業などを中心とした演習を行う。また,模擬授業を行う準備として指導案作成の課題を課す。
Ⅲ 「教育課程の意義・編成と教科の指導法(数学)Ⅰ」,「同Ⅱ」及び「教育工学Ⅰ」の単位を既に修得している者のみ,履修を認める。(ただし,今年度の教員採用試験に合格していてどうしても単位が必要な場合,及び,今年度の夏季休業期間中に「教育課程の意義・編成と教科の指導法(数学)Ⅰ」「同Ⅱ」を履修し,当該授業のレポートを本授業科目担当者に提示して,単位取得の見込みがあると判断された場合を除く。なお,科目等履修生の場合は,これらに相当する科目の単位修得状況が分かる成績証明書等を願書提出時に提出すること。)

講義の目的

・「教育工学Ⅰ」の授業で学ぶ授業設計・評価手法と,「教育課程の意義・構成と教科の指導法(数学)Ⅰ」及び「同Ⅱ」で学ぶ教育課程や数学教育に関する基礎知識を有機的に結びつけ,数学教育における教育課程の編成,教材の選択と配列の方法に関する実践的理解を深めることを目的とする。
・数学科における問題解決力や数学的見方・考え方の育成方法を主要テーマとして,教育課程編成,授業設計,教授スキルの活用方法,評価方法などの内容について,模擬授業などを中心とした演習を行う。また,模擬授業を行う準備として指導案作成の課題を課す。

講義計画

以下の内容についていくつかのトピックを取り上げ,3回程度で集中的に行う。(原則として土曜日に行う。)
・教育実習に向けた指導案の書き方および教授スキルの習得
・課題学習の適切な課題選択、指導法の検討と指導案の作成
・「データの分析」の指導のあり方とICTの活用

教科書・参考書等

・中学校及び高等学校の数学教科書(個別に使用する教科書を指定する)
・文部科学省・高等学校学習指導要領解説~数学編・理数編

関連科目・履修の条件等

・教務課への履修申告の他に,学期始めに連絡教員(松田稔樹)にメールで履修登録すること。この連絡が無いと、授業の課題の連絡が届かず、単位は取得できないことになるので注意すること。(掲示板や,人間行動システム専攻松田研究室Webページ内の授業のページ http://www.et.hum.titech.ac.jp/~matsuda/classes.html に注意すること。)
・原則として「教育課程の意義・編成と教科の指導法(数学)Ⅰ」及び「教育工学Ⅰ」の単位を既に取得していること。(ただし,「教育工学I」の単位は取得済みで,今年の「教育課程の意義・編成と教科の指導法(数学)Ⅰ」を受講し,当該授業のレポートを本授業科目担当者に提示して,単位取得の見込みがあると判断された場合を除く。なお,科目等履修生の場合は,これらに相当する科目の単位修得状況が分かる成績証明書等を願書提出時に提出すること。)
・本授業は演習であり,授業への出席を重視する。(出席回数が少ない場合は不可とする。)
・原則として上の実施内容ごとに課題を出す。それぞれの課題は,他の課題と関連しているため,提出期限を守ることが重要である。
・課題として提出してもらう教材,授業計画案等の資料は,学校現場に流通させ,活用してもらい評価してもらうことを考えている。すなわち,それ等の著作権は,作成者個人に帰属するが,それ等をフリーソフト(またはデータ)として無料で流通させる。

成績評価

・出席状況,課題提出状況,課題達成度に基づいて評価する。

担当教員の一言

・全ての課題を提出していることが成績評価の前提条件である。

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