前半は、チャップリン映画の分析。後半は、黒澤明、小津安二郎、今村昌平といった日本映画の醍醐味を味わいながら、空間処理とその独自性について各々考察する。
映画史の流れ・概略を学びつつ、21世紀にあって、《映画》のもつ力や役割について、この授業を通じて諸君と考えていく。
1)映画の出現は、20世紀文明に何をもたらしたのか?
2~5)チャップリン映画における道化的身体を考える
6~9)黒澤明『姿三四郎』『七人の侍』
10~11)小津安二郎『東京物語』余響
12~14)今村昌平『豚と軍艦』『人間蒸発』『楢山節考』
15)まとめ
参考文献等は適時、教場で指示していく。必要なものはプリント配布します。
高橋世織編著『映画と写真は都市をどう描いたか』(ウエッジ選書)は諸論考が参考になるので一応挙げておく。
文系科目「映像文化論」の単位を取得した学生はこの科目を履修できません。
人数制限をすることがあるので、1回目の授業には必ず出席すること。
教場試験(最終回)にするか、レポート実施【初回の授業時に指示します】。出席状況も加味。
連絡先:世界文明センター(内線3892)