映像メディアとジェンダー   Audio/Visual Media and Gender Representation

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担当教員
鷲谷 花 
使用教室
月5-6(H112)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0857
シラバス更新日
2011年9月27日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

この授業では、映画を中心に、マンガ、アニメーション、TVドラマなどのポピュラーな映像メディアを例として取りあげながら、そこでのジェンダー/セクシュアリティの表象について、さまざまな視点から考察してゆきます。とくにホラー、アクション、メロドラマといったジャンルにおいてしばしば見出される、「女性」/「男性」、「異性愛」/「非異性愛」など、ジェンダー/セクシュアリティをめぐるさまざまな「違い」を、「暴力の結果」もしくは「暴力の元凶」とみなす想像力の表出に注目し、分析することを試みます。

講義の目的

映像文化論を「ジェンダー/セクシュアリティの表象」という視点から学びます。とりわけ「性」と「暴力」の表象に対する批判的・理論的分析を、ジェンダー論、フェミニスト映画批評、メディア論等の先行研究も参考にしつつ進めてゆきます。また、大衆文化によるエロティシズムと暴力の表象に対する規制・検閲の歴史についても理解を深めることを目指します。

講義計画

1.はじめに―「犠牲者/加害者/ヒーロー」―
2-3.メロドラマとジェンダー
4-5.ホラーとジェンダー
6-7.女性のアクション/男性のアクション
8-9.ミュージカルとジェンダー
10-11.猥褻、不適切、不道徳、差別
12.「青少年に有害」
13.まとめ

教科書・参考書等

随時授業の中で紹介し、あるいはプリントを配布する。

関連科目・履修の条件等

人数制限をする場合があるので、1回目の授業に必ず出席すること。

成績評価

授業への参加及び小課題(複数回)の提出状況(40%)と学期末レポート(60%)

担当教員の一言

授業内では毎回複数の映像作品を上映する予定です。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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