メディアアート技法   Media Art Technological Method

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担当教員
中嶋 正之  白井 暁彦  宮原 誠 
使用教室
火7-8(W936)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
0856
シラバス更新日
2011年9月27日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

 本講義では、メディアの中でも特に重要な、音と映像・インタラクティブなエンタテイメントシステムを取り上げる。講義前半では、エンタテイメントにおける歴史、哲学から最先端のゲーム技術、国際的なメディアアート作品研究の現状を学ぶ。また、実際にエンタテイメントシステムの企画を提案・開発し、プレゼンテーションを行う。
 講義後半では、音について、日本が今、必要としている新しい方向:新文化創生、深い感性のテクノロジーの研究から得られた、新・電気音響の理論について学び、同時に秋葉原にある宮原研究室:HMラボにて、実際録音、高品位な音楽演奏の名録音を、新・電気音響を実現した装置に対峙し、聴き、感じ、実体験をする機会を得る。

講義の目的

 21世紀をリードする新しいアートマインドには、深い感性が不可欠である。それによって本質的な問題の観察、発見能力を向上させることができる。新たな工学系の学生に要求される根本の深い感性を持つエンジニア系学生を、学部学科を超越し、体験的な教育機会を提供することにより、まさに東工大が誇る21世紀文明を担う人材を育成することが大目的である。

講義計画

第1回 10月4日(火) 白井(1) 国際エンタテイメントシステム概論(1)
第2回 10月11日(火) 白井(2) 国際エンタテイメントシステム概論(2)
第3回 10月25日(火) 白井(3) エンタテイメントシステム企画制作(1)
第4回 11月1日(火) 白井(4) エンタテイメントシステム企画制作(2)
第5回 11月8日(火) 白井(5) エンタテイメントシステム企画制作(3)
第6回 11月15日(火) 宮原(1) 新文化創生
第7,8回 11月26日(土) 14:00~17:10 宮原(2,3) 高品位な演奏を聴き、深い感性を刺激する実習1,2
第9回 11月29日(火) 宮原(4) 深い感性のテクノロジー
第10回 12月6日(火) 宮原(5) 新音響理論入門1
第11回 12月13日(火) 宮原(6) 新音響理論入門
第12回 12月20日(火)中嶋 最新メディア作品紹介
第13,14回 12月24日(土) 14:00~17:10 宮原(7,8) 高忠実な音響再生実習1,2
第15回 1月10日(火) 宮原(9) 高忠実な画像再生

以上15回で終了しますので、 1月17日(火)は講義なしです。

教科書・参考書等

前半: WiiRemoteプログラミング(予定)、白井暁彦他、オーム社、2,940円
第1回の講義で紹介予定。第1回~第5回では発表及びプログラミングにノート型PCを使用するため持参すること。

後半:感性のテクノロジー入門, 宮原 誠, ASCII, ¥1,980

関連科目・履修の条件等

なし。
ただし前半は、実際にメディア作品の制作に取り組むので、ある程度のコンピュータ、プログラミング、電子回路他、科学技術に関するスキルを必要とする。
後半:従来理論、実際とは違う、新理論と実際を順序だって示すので、過去オーディオ、画像知識に固執して、新たなものを受け入れようとしない人はご遠慮下さい。

成績評価

毎回の講義への出席、ならびに作品提出による評価による。
後半は、レポート形式。理解のみでなく、先生と同格に、感性を高感度にした発見、考えることを評価する。

担当教員の一言

人数制限をすることがあるので、1回目の授業に必ず出席すること。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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