エスペラントの世界A   The World of Esperanto A

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担当教員
佐々木 照央 
使用教室
水5-6(W834)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0823
シラバス更新日
2011年3月25日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:1,3,5,7

講義概要

本講義では、まずエスペラント語文法の基礎を最初の2ヶ月、8回程度の講義で習得させ、残りの期間で文献講読、会話などを行う。文献は聴講者の関心、能力に応じて選ぶ。

講義の目的

19世紀、帝政ロシア統治下のポーランドにおいてユダヤ人ザメンホフによって作られた世界共通語、エスペラントを習得する。今や、エスペラントは世界の情報を取得するための重要な手段であり、エスペラントの歴史は、国家を超えて全人類の調和をはかろうとする重要な思想運動である。現在、インタネットを通じて多くのエスペラント文献を読みニュースを聴くことが可能になっている。エスペラント語の文法は諸言語の基本文法でもあるので、それを習得すれば英語をはじめ、独、仏、露、西、伊その他インド・ヨーロッパ語の学習がより容易になる。エスペラントを話す東工大外国人留学生との交流、米国マサチューセッツ工科大学他海外の大学のエスペラント組織との交流も図る。

講義計画

第1週から第9週
エスペラント語の基本文法。文字、発音、文法を教える。講義8回程度で、文法のほとんど全体を習得させ、辞書を用いればあらゆる文章が解読可能となる。エスペラント語による会話、歌なども訓練し、自己紹介ができることを目標とする。

第10週から第15週
文学、童話、科学文献などを読む。会話、歌、インタネットからの放送も使用する。出席者の意向と状況によって扱う教材を選ぶ。

教科書・参考書等

講義中に配布する。辞書は各自で生協に注文するかインタネット上のものを利用すること。エスペラント語―日本語辞典、日本語―エスペラント語辞典、の両方を持つことが望ましい。

関連科目・履修の条件等

Aを履修した学生がBを履修してもよい。学生の達成度に従って別課題を与える。
人数制限をする場合があるので、1回目の授業には必ず出席すること。

成績評価

学期末の試験、及び出席による平常点

担当教員の一言

英語、および諸外国語の学習をリフレッシュしたいと望む学生に最適である。英語嫌いの者には自分の語学能力の再発見のため、英語好きの者には更なる語学力の向上のため、このエスペラント講義は役に立つ。独、仏、伊、西、中、露の学習の助けにもなる。留学生にとっては、日本各地のエスペランチスト達との交流の手段となる。今年は日韓合同のエスペラント大会が韓国で開催される。また白樺派など日本の文学思想運動における「人類主義」とエスペラントの思想は類似点が多い。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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