精神医学入門   Introduction to Psychiatry

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担当教員
松本 聡子 
使用教室
水3-4(W541)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0808
シラバス更新日
2011年9月27日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

人はそれぞれ異なる物事の捉え方(=認知)をするため,物質的な意味で同じ世界に存在していても「こころ」というフィルターを通して見る世界は十人十色です。
本講では,心理検査や心理療法を実際に体験して頂く傍ら,脳や遺伝子,薬理,神経伝達物質,診断基準などさまざまなトピックスを交えつつ幅広く精神医学や臨床心理学といった学問分野を紹介していく中で,こころの働きの不思議さを皆さんにご紹介する予定です。

講義の目的

精神医学および臨床心理学、精神保健学といった学問分野に関する知識を幅広く身につけることを目的とした初学者向けの講義です。

講義計画

一回目はガイダンスです
二回目以降は、各種心理検査や各種心理療法の体験を交えつつ、「心とはなにか」「性格と心」「社会と心」「臨床心理学/精神医学の歴史」「精神疾患とはなにか」「精神疾患の原因」「精神疾患の治療法」「『診断』とはなにか」「認知療法」「アサーショントレーニング」「催眠療法」「精神分析」「集団精神療法」「脳」「薬理」「神経伝達物質」「遺伝」「認知症」「知能検査」「人格検査」「質問紙法」「投映法」「風景構成法」「ロールシャッハ・テスト」「病跡学」「芸術心理学」「認知」「司法精神医学」「精神医学と広告」「シャーマニズム」「EBM」などに関するトピックスを適宜取り扱う予定です。(順不同)
最終回に期末テスト(※論述式テスト形式に近いものとなる予定)を行います。
全体的に、「臨床心理学(別の日時に開講)」と比較すると臨床寄りの内容となります。研究手法や統計の話題にはほとんど触れない予定です。心理検査の体験を「臨床心理学」よりもかなり多めに織り交ぜつつ授業を進めていきます。なお、事前知識は不要です。

教科書・参考書等

プリントを適宜配布します。教科書あるいは参考書は後日指定する可能性があります。

関連科目・履修の条件等

出席率が十分であることが単位認定の前提となります。
文系科目「精神医学入門」の単位を取得した学生はこの科目を履修できません。
人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席してください。

成績評価

基本的に期末テスト(※論述式テスト形式に近いものとなる予定)により評価を行いますが、出欠情報も加味して得点を算出します。
期末レポートは授業時間内に実施します。紙媒体(書籍、ノート、配布資料など)の持ち込みは自由です。
出席は不定期に確認します。

担当教員の一言

現時点では、様々な心理検査を皆さんに体験していただく予定ですので、そういった内容に関心のある方、ぜひどうぞ。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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