「風景の目利きになる」
風景は、人間が自分の環境に対して行ってきた行為を映し出す鏡です。 日本の風景のなかに、日本の思想と文化があります。
本講義では、身の回りの風景に対する目利きになるためのトレーニングを行います。 あわせて、まちづくりや公共事業への参加のあり方や合意形成のプロセス、その中で行われる議論の進め方などについても学びます。
1.風景との出会い
2.風景と感情「あはれ」
3.風景と感情「おくゆかし」
4.風景と感情「いき」
5.風景と感情「存在感情」
6.感性と風土 「風土的自己」
7.風景の構造I 「空間の履歴」
8.風景の構造II 「まなざしのにぎわい」
9.風景の作法I 「風景道」
10.風景の作法II 景観法の課題
11.風景の作法III 風景の倫理
12.風景のつくり方I パートナーシップと協働
13.風景のつくり方II 住民参加
14.風景のつくり方III 社会的合意形成
15.まとめ
授業のなかで指定します。
この科目が履修可能なのは、一年生だけとします。
講義のなかで行う2度のレポートによって評価します。講義への出席とともに、少なくとも4册の参考文献を読むことを条件にします。文献については、授業のなかで指示します。
風景の見方を学ぶことによって、環境について考え、また、自分自身の姿を学ぶことができます。