神経心理学   Neuropsychology

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担当教員
柴崎 光世 
使用教室
水1-2(W933)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0139
シラバス更新日
2011年3月25日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:7

講義概要

神経心理学は、脳損傷者の示す多彩な心の障害(高次脳機能障害)を手がかりとして、心と脳の関連性について検討を試みる心理学の一領域である。授業では、はじめに脳の解剖学や代表的脳疾患など神経心理学の理解に欠かせない基礎知識を確認した後に、史的展開、研究法、種々の高次脳機能障害といった神経心理学の本論について講義していく。神経心理学における代表的な研究成果をもとに、私たちの心の営みとそれを支える神経過程について考えていきたい。

講義の目的

本講義では、以下の1)から3)を学生の学習目標として授業を進めていく。
1)神経心理学の基本的な考え方を学ぶ
2)神経心理学や関連領域の研究成果をもとに、心と脳の関連性について理解する
3)脳の解剖学、検査法、代表的脳疾患など神経心理学の基礎知識を理解する

講義計画

01.オリエンテーション(高次脳機能障害と神経心理学)
02.脳の解剖学的基礎
03.脳の検査法
04.高次脳機能障害を引き起こす脳疾患
05.心と脳の研究史・神経心理学の基本的考え方
06.視覚失認
07.相貌失認
08.半側空間無視
09.地誌的失見当
10.健忘症
11.失語症
12.前頭葉症候群
13.脳梁離断症候群
14.認知症
15.頭部外傷の高次脳機能障害

教科書・参考書等

教科書は使用しません。授業内で、扱ったテーマと関連した参考図書・文献を適宜紹介する予定です。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

授業内で毎回おこなう小テストの結果により評価します。

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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