教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)3   Studies on Curriculum & Method of Teaching Industrial Subjects III

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担当教員
岩城 純 
使用教室
 
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
3531
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

Ⅰ 工業科目の教授方法を修得し,その心理学的・技術的基礎を修得することを目的とする。教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰ,Ⅱを予め履修しておくことが望ましい。
Ⅱ 教授方法の歴史,教授方法の心理学的・技術的基礎,教授の方法,教材,最近の企業内訓練方法。

講義の目的

(1)工業科目の教授方法を修得し,その心理学的・技術的基礎を修得することを目的とする。
(2)「教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰ」及び「同Ⅱ」の学習成果を活かして,技術教育において特に重要な「実習」の指導を行うためのカリキュラム,指導案を立てられるようになる。

講義計画

 講義は3学期の土曜日と水曜日(5・6時限)を計画しているが,日程は1回目の講義の際に学生諸君と相談の上で決定する。なお,土曜日は田町キャンパスの附属高校で行う。
 東京工業大学附属工業高校は,明治19年の創立であり,たびたびの所属換えによる制度及び内容の変遷があったが,創立120年余りの唯一の国立の工業高校であった。しかし,平成16年度から,国立大学法人東京工業大学附属科学技術高校(以下附属高校)として再出発することになった。
 これまで附属高校は文部省・文部科学省の直轄の工業高校として数多くの教育実践研究を行い成果を挙げている。特に昭和58年から研究によって開発された「情報技術基礎」,「課題研究」は平成6年度から施行している学習指導要項の中に取り入れられたり,平成7年度からの「科学技術基礎」「数理基礎」及び「人と技術」の一部が平成15年の改定に採用される。また現在ではスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の研究指定校として8つの研究会等を設け研究にとり組んでいる。
 本講義では,これら附属高校で開発した新教科・新科目を紹介するとともに,教員研修,海外の教育事情についても紹介し,まとめの章とする。

 講義内容
 (1)教授方法の歴史
 (2)教授方法の心理学的・技術的基礎
 (3)本校の研究開発について
 (4)外国の職業教育
 (5)ディスカッション
 (6)課題
 (7)まとめ
 (8)その他

教科書・参考書等

プリントを適宜配布する。

関連科目・履修の条件等

「教育基礎第一」「同第二」,「発達と学習Ⅰ」「同Ⅱ」,「教育課程の意義・編成と教科の指導法(工業)Ⅰ」及び「同Ⅱ」を予め履修しておくことが望ましい。

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