化学第一 I-1   Chemistry I

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担当教員
小松 隆之 
使用教室
火1-2(W323)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1601
シラバス更新日
2010年4月6日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

I 化学で用いられる方法や考え方を修得する。所定の教科書を用いる。
II 量子化学の基礎,物質の構造,状態,変化について講義する。
 

講義の目的

量子化学の基本について学び、原子・分子および化学結合についての理解を深める。また、化学反応の反応速度に関する基礎を学ぶ。これらを通して化学で用いられる方法や考え方を習得する。具体的には下記の内容を中心に講義する。

講義計画

1.原子に関する復習:
 アボガドロ数、水素原子の発光スペクトル
2.原子の大きさの世界について考える:
 Rutherfordの実験、光電効果、Bohrの原子モデル、物質波
3.電子の運動を数式で表す:
 Schrodingerの波動方程式
4.小さい箱の中の電子:
 波動関数、不確定性原理、電子雲
5.水素原子内での電子の運動:
 1s軌道、量子数、電子分布
6.多電子原子内での電子の運動:
 2p軌道、(n+l)則
7.周期表と電子配置の関係:
 パウリの原理、フントの規則、電子配置、周期律
8.なぜ2個の原子は分子になるかⅠ:
 原子価結合法、水素分子、異核2原子分子
9.化学結合の担い手:
 昇位、混成軌道と分子の形
10.なぜ2個の原子は分子になるかⅡ:
 分子軌道法、σ軌道、π軌道、COの分子軌道
11.化学反応が起こるためには:
 衝突論、活性化エネルギー
12.反応速度を式で表す:
 1次反応、半減期、2次反応
13.反応機構と反応速度式の関係:
 平衡定数と速度定数、律速段階
14.温度が10℃上がると反応速度は何倍になるか:
 Arrheniusの式、触媒

教科書・参考書等

理工系基礎化学(講談社サイエンティフィク)

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

期末試験

担当教員の一言

少し数式が多い化学ですが、化学の基本が詰まっています。

その他

 

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