翻訳教室B   Translation Workshop B

文字サイズ 

担当教員
金子 靖 
使用教室
月1-2(W931)  
単位数
講義:0  演習:2  実験:0
講義コード
0879
シラバス更新日
2010年9月28日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

毎回,英語で書かれた文章(新聞記事,エッセイ,小説)を日本語に訳してもらいます。英文の読み方,訳文の練り方,辞書の使い方,インターネットの調査方法など,翻訳に必要なことを,一緒に考えたいと思います。翻訳は毎回提出してもらいます。添削をして,返却します。提出された翻訳を通して,ディスカッションもしたいと思います。英語の効果的な学習方法もアドバイスしたいです。

講義の目的

英語から日本語への翻訳の実践。それを通して、英語の正確な読み方や訳文の練り方を考えたい。辞書の使い方やインターネットの調査方法などもあわせてアドバイスする。

講義計画

毎回、課題翻訳課題を提出してもらう。提出してもらった課題は、添削して、毎回授業を始める前に返却する。提出された訳文のいずれかを(あるいはこちらで用意したものを)OHC(書画カメラ)で添削しながら、授業を進めたい。授業の中では、翻訳に必要なことを自然とお話しすることになるだろう。課題を提出することも大事だが、授業の解説をしっかり聞き、疑問があれば積極的に質問してほしい。できればディスカッションにまで発展したい。各講義の後には、自分の訳文を講師の試訳と照合し、しっかり見直すことも求めたい。また状況に応じて英語の効果的な学習方法もアドバイスするほか(今年は特にアメリカの名演説を通じて、英語およびアメリカ文化と社会の理解を深めたい)、大学時代に読んでおきたい日本語の書籍も紹介したい。

教科書・参考書等

毎回の翻訳課題については、プリントを配布する。
そのほか、毎回アメリカの名演説を通じた英語学習法をアドバイスしたいので、以下の書籍をテキストとして指定する。

上岡伸雄編著『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』(研究社)

関連科目・履修の条件等

基本的に、毎回翻訳を提出できて、毎回授業に参加できる学生に限りたい。本気で英語と翻訳を学習したい者に参加してほしい。
Aを履修した学生がBを履修してもよい。学生の達成度に従って別課題を与える。
人数制限をする場合があるので、1回目の授業には必ず出席すること。

成績評価

課題の提出を中心に評価したい。しかし、各自の翻訳に対する熱意、そして翻訳力の向上度も十分に評価する。

担当教員の一言

翻訳はとにかく「実際にやってみる」しかない「実践」以外に「上達」の道はないと思う。理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方を、編集者の視点から講義してみたい。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

このページのトップへ