前半ではヴィジュアルアートを中心に講義する。現代において,インスタレーション,ディジタルアート,ホログラフィなど表現方法は多様化し,コンセプチュアルアートから環境アートなどアートの概念も大きな広がりを見せている。講義では多数の作品のイメージドキュメントを紹介し,その創造性と発想について考え,学ぶ。後半では,音のアートを中心に講義する。音響・音楽文化を,人類の音への認識の深化として構造的に捉える。そして環境音楽デザインとそれをささえる東洋の芸術思想を学ぶ。 4月第5週には音、光、環境をテーマとした石井、佐野コラボレーションによるコンサート・イベント「ピアノの詩/光のアート」を催す。
多様化する現在形のアートを切り口に多角的な視点からアートを見つめ、創造と自由な発想について考え、学び、体験することを目的とする。 科学技術を目指す学生が、対岸のジャンルとしてではなく芸術を捉え見つめることで、しなやかな感性と考え方を育むことを目指している。
第1週から第9週 石井 勢津子特任教授
現代アート論、ホログラフィなどのメディアアート、環境芸術、インスタレーションなどについて多数の作品のイメージドキュメントを紹介して講義する。
第10週から第14週 佐野 清彦非常勤講師
現代の多様な音楽の基本構造を分析し人・自然・環境・音の一体となったアートの有り様を学ぶ(パフォーマンス実演もあります。)
必要に応じて講義中に紹介する。
人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。
複数の小レポートにより総合評価する。
連絡先:世界文明センター(内線3892)