地球温暖化問題について理解し、各国の取組みや解決すべき課題について、科学技術・経済・政治・社会・哲学文化の観点から総合的に考察する。
低炭素社会について深く理解し、科学者・技術者・市民としてどのように行動すればよいのか明確な見識をもつ。
1.ガイダンス
2.科学と技術(野澤)
3.低炭素革命と太陽エネルギー(橋爪)
4.地球温暖化と21世紀の危機(金子)
5.マルサス人口論と中国の人口問題(金子)
6.ブラウン予測と中国の食糧・環境問題(金子)
7.ハーディンの「コモンズの悲劇」と市場経済(金子)
8.イースター島モデル(金子)
9.環境保全型経営の理論:森林経営を中心に(金子)
10.現在世代と将来世代の対立(金子)
11.カタストロフィを回避するために(金子)
12.環境問題の歴史(古代から現代まで)(野澤)
13.炭素会計(橋爪)
14.予備日
金子晋右『文明の衝突と地球環境問題』論創社、橋爪大三郎『「炭素会計」入門』洋泉社新書y
予備知識は特に必要ないので、学部一年生から大学院生まで幅広く受講できる。
出席点20%、任意レポート20%、期末レポート60%とする予定
環境について類似テーマの講義は多いが、社会や歴史、哲学との結びつきをここまで掘り下げた講義はないはずです。
連絡先:大岡山西9号館9階902号室(内線2667)