ギリシャ・ローマから現代に到るまでの西洋の政治史を概観する。
近現代については西洋による植民地化をつうじてインドや中国なども関わってくる。
教科書としては、木下康彦・木村靖二・吉田実『改訂版・詳説世界史研究』(山川出版社、2007年)の以下の章を使う。
第1章、6章、9から17章。
民主政治や自由平等など現代世界の政治を理解するために使われる言葉の大部分は、ギリシャ・ローマに始まり、現在に至る西洋諸国の歴史の中から生まれたものである。この講義では、現代政治の枠組み形成に影響を与えた西洋の歴史の流れを把握することが目的である。できれば、毎回、学生諸君にその日の分の報告をしてもうらうことを考えている。
1.ギリシャ世界とローマ世界
2.ヨーロッパ世界の形成と発展
3.近代ヨーロッパの成立
4.ヨーロッパ主権国家体制の展開
5.欧米における近代社会の成長
6.欧米における近代国家の発展
7.アジア諸地域の動揺
8.帝国主義とアジアの民族運動
9.二つの世界大戦
10.冷戦と第三世界の自立
11.現代の世界
テキストには、木下康彦・木村靖二・吉田寅編『改訂版・詳説世界史研究』(山川出版社、2008年)を使う。その1、6章、9から17章が講義の範囲である。
高校で世界史をとった学生は受講できない。
毎回、講義の最初に、その日に予定されている章についてテストを行う(欠席者の点数は0点である)。原則として、毎回のテストの総平均点を成績とする。
地球人としての常識をつけておいてもらいたい。
(なお、このシラバスは、授業の改善のために変更する場合があります。)
推奨学期:1学期
連 絡 先:大岡山西9号館8階806号室(内線2372)
E-mail: takana@valdes.titech.ac.jp
WWW home page: http://www.valdes.titech.ac.jp/~tanaka/