科学史第一   History of Science I

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担当教員
佐藤 賢一 
使用教室
月5-6(H112)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
3609
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

東アジア地域(中国・朝鮮・琉球・日本)における近代以前の数学史を概観する講義を行う。必要に応じて西欧の数学史との比較も行うが,できる限り,「漢字」・「中国語」で表記された伝統数学の実態を紹介していきたい。

講義の目的

東アジア地域(中国・朝鮮・琉球・日本)における近代以前の数学史を概観する講義を行う。必要に応じて西欧の数学史との比較も行うが、できる限り、「漢字」・「中国語」で表記された伝統数学の実態を紹介していきたい。

講義計画

本講義では、東アジア地域(中国・朝鮮・琉球・日本)の数学史を扱う。
1. 序論 数学史という学問について
2. 東洋の「数学」と西洋の「数学」
3. 古代中国の数学Ⅰ:『九章算術』について
4. 古代中国の数学Ⅱ:祖沖之と算経十書
5. 中世中国の数学:天元術の展開と消滅
6. 明・清期の数学:そろばんと西洋数学
7. 朝鮮半島の伝統数学
8. 琉球諸島の数学
9. 日本数学史概説
10. 和算と儒学
11. 近世の測量術
12. 関孝和と建部賢弘
13. 江戸時代後半期の和算
14. 総括
15. 試験

教科書・参考書等

講義時に適宜、参考文献を指示する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

試験による。

担当教員の一言

特に予備知識は求めませんが、「数学」の「歴史」とは一体何なのか?というような素朴な探究心、好奇心を常に持ち続けられる方の受講を切に望みます。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:3学期
連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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