宇宙地球科学A b   Earth and Space Sciences. Series A

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担当教員
衣笠 善博  田村 哲郎  山中 浩明 
使用教室
木1-2(W521)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1751
シラバス更新日
2009年4月9日
講義資料更新日
2009年3月30日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

 第3類,6類の一年生を対象に,風・自然災害・地震などの自然現象のしくみを,最新の研究成果を交えて平易に解説する.講義はそれぞれの専門の3教官が分担し,以下の視点で考えてみたい.なお,本講義では高校での地学の履修は前提としない。
 はじめに,地球を取り巻く大気について考える.とくに.人間社会と身近な地表近傍の大気構造を把握し、弱風がもたらす大気汚染などの環境問題および強風に対する構造物被害、都市の脆弱性、さらには地球規模の環境を理解する。
 つぎに,地球科学は歴史科学の側面を持つことが大きな特徴であることから,地球上の諸現象を歴史的に考える.その上で,地球環境・自然災害に関する最近の諸問題を解説する.
 最後に,地球を物理的側面から考える.とくに,地震波でみる地球内部構造,地震の発生メカニズム,建物に被害を与えるような強い揺れなど,地震と社会の接点について解説する.

講義の目的

 第3類,6類の一年生を対象に,風・自然災害・地震などの自然現象のしくみを,最新の研究成果を交えて平易に解説する.講義はそれぞれの専門の3教官が分担し,以下の視点で考えてみたい.なお,本講義では高校での地学の履修は前提としない。
 はじめに,地球を取り巻く大気について考える.とくに.人間社会と身近な地表近傍の大気構造を把握し、弱風がもたらす大気汚染などの環境問題および強風に対する構造物被害、都市の脆弱性、さらには地球規模の環境を理解する。
 つぎに,地球科学は歴史科学の側面を持つことが大きな特徴であることから,地球上の諸現象を歴史的に考える.その上で,地球環境・自然災害に関する最近の諸問題を解説する.
 最後に,地球を物理的側面から考える.とくに,地震波でみる地球内部構造,地震の発生メカニズム,建物に被害を与えるような強い揺れなど,地震と社会の接点について解説する.

講義計画

第 1回 4月16日 地球の大気と環境問題
(田村)
第 2回 4月23日 大気境界層と風(田村)
第 3回 4月30日 大気の熱輸送・拡散と環境
(田村)
第 4回 5月 7日 強風と都市・構造物(田村)
第 5回 5月14日 地質学の歴史と基本原理
(衣笠)
5月21日 予備日
5月28日 火曜日の授業
第 6回 6月 4日 地質環境の変遷(衣笠)
第 7回 6月11日 自然災害と地質(衣笠)
第 8回 6月18日 地震予知は可能か?(衣笠)
第 9回 6月25日 地球の内部構造(山中)
第10回 7月 2日 地震の発生メカニズム(山中)
第11回 7月 9日 防災のための地震学
―強震動地震学―(山中)
第12回 7月16日 地震被害の予測(山中)
     7月23日 予備日

教科書・参考書等

講義時に参考文献等を示す.

関連科目・履修の条件等

特別の条件は設けていない.

成績評価

レポートの提出による(3回).詳細は講義時に説明する.

その他

本授業は,衣笠善博教授、田村哲郎教授、 山中浩明准教授が分担して担当するので,個別の講義内容については,担当教員に照会のこと.
なお,本講義を受講する場合は遅刻しないようにすること.

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