化学第一 II-2   Chemistry I

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担当教員
川路 均 
使用教室
木3-4(S631)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1605
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

I 化学で用いられる方法や考え方を修得する。所定の教科書を用いる。
II 化学熱力学の基礎を第一法則から第三法則を中心に講義する。
 

講義の目的

熱力学が、あらゆる科学・技術の基礎となっていることを認識させる。また,第一法則、第二法則、第三法則及びいろいろな熱力学関数の概念を理解させるとともに、それらを実際の問題に応用できるような力を適時演習問題を行うことにより養う。

講義計画

1.気体の性質
1-1.完全気体(完全気体の状態方程式)
1-2.実在気体(分子間相互作用、ファン・デル・ワールスの状態方程式)
2.第一法則
2-1.第一法則(内部エネルギー、熱、等温膨張による仕事)
2-2.熱とエンタルピー(内部エネルギーとエンタルピーの違い)
2-3.熱化学(標準生成エンタルピー)
2-4.状態関数およびCvとCpの関係
2-5.断熱膨張による仕事
3.第二法則および第三法則
3-1.自発変化の方向(エントロピー、第二法則、第三法則)
3-2.いろいろな過程のエントロピー変化
3-3.熱過程の効率(カルノー・サイクル、冷凍機)
3-4.ギブズ・エネルギーとヘルムホルツ・エネルギー
3-5.熱力学関数
3-6.化学ポテンシャルとフガシティ

教科書・参考書等

教科書として、P. Atkins, J. de Paula(千原秀昭、中村亘男訳):物理化学(上)第8版 東京化学同人を用います。

関連科目・履修の条件等

私語はしないこと。

成績評価

期末試験により行う。

担当教員の一言

教科書に掲載されている問題を使って講義中に演習を行いますので、計算機を持参して下さい。また、特に復習に力を入れて、自分でも積極的に章末問題に取り組んで下さい。

その他

 

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