芸術言語論   Reading Takaaki Yoshimoto.s Theory of Art Language

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担当教員
吉本 隆明  田中 理恵子 
使用教室
木9-10(W931)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0820
シラバス更新日
2009年9月30日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

本講義は,詩人・評論家の吉本隆明特任教授が自著および現代詩について語り下ろした「芸術言語論」講義ビデオを上映し,田中がその内容の注解を行う。
文芸評論やコミュニケーションの道具としての言語の様態とは一線を画した,「言語の芸術的価値」とはいかなるものであるのか。吉本氏の長年の課題であるこのテーマを中心に,若い世代の現代詩作品についての吉本氏の見解を交えながら,芸術言語表現をめぐる今日的意義を検討する。

講義の目的

本講義は、詩人・評論家の吉本隆明特任教授が自著および今日の現代詩について語り下ろした「芸術言語論」講義ビデオを上映し、田中がその内容の注解を行う。
文芸評論やコミュニケーションの道具としての言語の様態とは一線を画した、「言語の芸術的価値」とはいかなるものであるのか。吉本氏の長年の課題であるこのテーマを中心に、今日の若い世代の現代詩についての吉本氏の見解を交えながら、芸術言語表現を巡る今日的意義を検討する。

講義計画

1.ガイダンス-芸術言語論とは何か-
2.思想と芸術の位相-表現転移論、文体論-
3.言語の芸術的価値と文芸評論-『言語にとって美とは何か』『共同幻想論』再読-
4.自然哲学と芸術言語の今日的意義
5.日本の神話と歌謡・民謡・俗謡
6.定型詩から口語自由詩へ-音数律と詩歌の関係-
7.近年の現代詩の批判的検討-歴史・自然・詩歌-
8.総論-吉本隆明の詩と思索の「現在」-

教科書・参考書等

・吉本隆明『日本語のゆくえ』(光文社)にビデオ収録講義の前内容が所収されている。より詳細に学習したい者には一読を薦める。
・他に参考文献として、吉本隆明『定本 言語にとって美とは何か』Ⅰ、Ⅱ(角川ソフィア文庫)、『改訂新版 共同幻想論』(角川文庫)。

成績評価

レポート70%、授業への積極的参加やリアクションペーパーの提出など平常点30%で評価する。

担当教員の一言

人数制限をすることがあるので、1回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:2,4,6,8 連絡先:世界文明センター(内線3892)

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