科学・技術の研究者は、同業者に対して論文の形で研究の内容を伝えるだけでなく、科学・技術と社会の界面で生じる諸問題に対して専門家として社会とコミュニケートすることが求められている。そのために、自分の研究について他人にわかるように説明する能力は、研究論文や研究予算の獲得用の申請書を書くためだけでなく、社会に対する説明責任の面からも、これからの科学者・技術者にとって必須の能力となる。本講義では、科学・技術と社会との界面で生じる専門家の問題について取り上げながら、科学者・技術者が論文や研究費申請書を書く場面で出会うさまざまな問題について考え、さらに科学者・技術者のコミュニケーション能力の基礎となるサイエンスライティング、レトリック、理系の論文の書き方、科学技術コミュニケーションのありかたも演習を交えて扱う。
科学・技術の研究者は、同業者に対して論文の形で研究の内容を伝えるだけでなく、科学・技術と社会の界面で生じる諸問題に対して専門家として社会とコミュニケートすることが求められている。そのために、自分の研究について他人にわかるように説明する能力は、研究論文や研究予算の獲得用の申請書を書くためだけでなく、社会に対する説明責任の面からも、これからの科学者・技術者にとって必須の能力となる。本講義では、科学・技術と社会との界面で生じる専門家の問題について取り上げながら、科学者・技術者が論文や研究費申請書を書く場面で出会うさまざまな問題について考え、さらに科学者・技術者のコミュニケーション能力の基礎となるサイエンスライティング、レトリック、理系の論文の書き方、科学技術コミュニケーションのありかたも演習を交えて扱う。
1.科学技術コミュニケーション問題の起源と展開(1960年代の公害問題、BSE問題)
2.海外の「科学技術コミュニケーション」の多様な試み
3.現場で行われている科学技術コミュニケーション(土木技術者、公共事業の現場、新聞、科学雑誌)
4.科学技術コミュニケーションの実践力を鍛える(サイエンス・カフェ、テレビ、技術系職場、市民参加の現場、NPOの実践)
資料を配布する。
この科目は、平成18年度以降の入学生には総合科目、17年度以前の入学生には総合科目Bの単位として認定されます。
成績評価はレポートないし発表による。
学生も積極的に講義にかかわることのできる双方向的な授業展開をめざします。授業内容の詳しい説明をしますので、受講希望の学生は必ず初回のガイダンスに出席してください。(人数制限をする場合もあります。)
推奨学期:5学期
連 絡 先:梶 雅範 大岡山西9号館4階410号室(内線2270)世話人
西條美紀 大岡山西1号館208号室(内線3523)
野原佳代子 大岡山西1号館207号室(内線3521)