意思決定の基本ロジック   Basic Logic of Decision Making

文字サイズ 

担当教員
木嶋 恭一 
使用教室
金3-4(W611)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0404
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

住宅の購入,就職先の決定,新製品開発等々,我々の周りには意思決定が必要な様々な分野・レベルの意思決定状況が満ちあふれている,本講義は,そのような複雑性に満ちた意思決定状況に対処する,合理的な意思決定の基礎的な考え方(ロジカル・シンキング)について解説することをねらいとする。「意思決定とは何か」から始め,複雑性の分類とそれらの取り扱いの方法とモデルまで,1回読み切り形式で話題を提供する。高校時代には体験しなかった社会や人間の振る舞いに対する数理的なアプローチの一端を述べるだけでなく,その最先端の話題まで言及する。

講義の目的

住宅の購入、就職先の決定、新製品開発、国際的地域紛争解決等々、我々の周りには意思決定が必要な様々な分野・レベルの問題状況に満ちあふれている、本講義は、そのような複雑性に満ちた問題状況に対処する、合理的な意思決定の基礎的な考え方(ロジカル・シンキング)について解説することをねらいとする。
「意思決定とは何か」から始め、複雑性の分類とそれらの取り扱いの方法とモデルまで、1回読み切り形式で話題を提供する。

講義計画

1 オリエンテーションと概論
2 意思決定における複雑性とは
外部基準の必要性
3・4 意思決定における不確実性とその取り扱い
確実性下・リスク下・真の不確実性を含んだ意思決定
そのための決定基準
5・6 意思決定における内的複雑性とその取り扱い
多属性意思決定問題
そのための決定基準
7・8 集団意思決定における複雑性:相互作用
非協力ゲームの考え方
解(合理性)の概念
社会的選択の理論
戦略的操作可能性
9・10 交渉
交渉とは
交渉の定式化
合理的な交渉
11 合意形成
交渉分析と公正性の概念
12・13 経験的アプローチ

教科書・参考書等

講義資料を配布する。 参考書として「交渉とアコモデーション」(木嶋恭一、日科技連出版、1996)を参照することを推奨する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には総合科目Aの単位として認定されます。なお、この科目は原則として一年生だけを対象とします。

成績評価

期末試験による。

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:1学期
連 絡先 :大岡山西9号館8階815号室(内線2363)
     Internet:kijima@valdes.titech.ac.jp

このページのトップへ