国際関係論第一   International Relations I

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担当教員
蟹江 憲史 
使用教室
月3-4(W541)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0189
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

この講義では,国際関係論の基本となる見方・考え方について学習する。われわれは日常的に国を擬人化して,「日本の外交」や「アメリカの政策」といったコトバを使用し,耳にするが,実はそのような国家の捉え方は国際関係論の基本的見方を反映したものである。いったいそれはどのような見方なのであろうか?様々な分野において「国際化」や「グローバル化」の波が広がりを見せる中で,国際関係の基本的知識の習得はもはや現代社会に生きるものにとっての常識といっても良いものとなりつつある。このような現代社会を理解するうえで最低限必要となる国際関係の知識の習得を目指す。

講義の目的

この講義では、国際関係論の基本となる見方・考え方を提供することを目標とする。 国際関係はこれまでどのように説明されてきたのだろうか?また、複雑化する現実の国際情勢の変化に伴い、国際関係論はどのような変化を遂げてきているのだろうか?

講義計画

詳しい計画は最初の回でお知らせしますが、おおむね下記のような感じです。
第1回 授業の概要とイントロ
【現実主義と新現実主義】
第2回 3つの主要理論と国際関係の展開 ①現実主義と新現実主義
第3回 ウェストファリア体制と冷戦期の国際関係-力の均衡
第4回 古典的外交と交渉
【新たな問題と問題解決】
第5回 地球環境と国際関係①
第6回 地球環境と国際関係②
第7回 国際貿易・経済関係
第8回 安全保障・テロ・地域紛争・難民
【多元主義と新自由主義制度論】
第9回 国際的行為主体
第10回 3つの主要理論と国際関係の展開 ②多元主義と新自由主義制度論
第11回 3つの主要理論と国際関係の展開 ③ポスト現実主義

教科書・参考書等

.蟹江憲史「環境政治学入門:地球環境問題の国際的解決へのアプローチ」丸善、、2004年
.ポール・R・ビオティ、マーク・V・カピ著「国際関係論:現実主義・多元主義・グローバリズム」、1993年
.原彬久編「国際関係学講義」有斐閣、1996年

関連科目・履修の条件等

国際関係論第二とあわせて受講することが望ましい。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

毎回小レポートを課す。試験は実施しない。

担当教員の一言

「理論」と「現実」のバランスを考えた講義にしたいと思っている。 詳しい講義計画は、第1回授業時に配布する。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:1学期
連 絡 先:大岡山西9号館8階808号室(内線2189)

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