社会学基礎   Foundation of Sociology

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担当教員
今田 高俊 
使用教室
月3-4(W331)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0169
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

本講義では,社会学の基礎的な考え方について学習する。社会学とはどのような学問であるかに始まり,社会的事実の蒐集法,分析の方法とレベル,社会化と人間形成,社会参加の諸形式,逸脱行動などを中心に講義する。

講義の目的

社会学の基本的な考え方について、その方法と視座、分析のレベル、社会化と人間形成、社会参加、官僚制、逸脱行動などを中心に講義をおこない、社会を見る眼を養う。社会学という学問は、医学でいえば西洋医学に対する漢方医学のようなもので、社会診断の総合処方を提供する学問。すぐには効き目があらわれないが、ジワッと効果があらわれる。その妙味を学んでみる。

講義計画

第1講 講義の概要(講義全体の見取図・学習内容)
第2講 社会学とは何かI(社会学の対象と方法・分析のレベル)
第3講 社会学とは何かII(概念と理論・社会モデルの対比)
第4講 社会学的方法I(社会調査の過程・情報収集)
第5講 社会学的方法II(方法の諸類型)
第6講 社会化と人間形成I(社会化の基礎・社会化の目標)
第7講 社会化と人間形成II(社会化のダイナミクス・社会的自己)
第8講 社会参加I(社会参加の分析・相互行為とミクロ秩序)
第9講 社会参加II(第一次集団・コミュニテイ・大衆行動)
第10講 官僚制と非人格性I(非人格性・フォーマルとインフォーマル)
第11講 官僚制と非人格性II(組織の中の小集団・官僚制と権限)
第12講 逸脱と多様性I(逸脱の社会的意味・社会的紐帯の弱体化)
第13講 逸脱と多様性II(逸脱的下位文化・ラべリングとステイグマ)
第14講 全体のまとめと質疑応答
第15講 試験

教科書・参考書等

参考書:レオナード・ブルーム他『社会学』ハーベスト社、今田高俊『リアリティの捉え方』有斐閣。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

試験による評価。

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

オフィスアワー
メイルで予約 imada@valdes.titech.ac.jp

その他

推奨学期:1学期
連 絡 先:大岡山西9号館8階811号室(内線2268)

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