マクロ経済学は,「集計された」経済変数について,その水準の決定,他の経済変数との関係などを明らかにする経済学の一分野です。この講義では,その分析に用いられる手法に焦点を当てて解説を行いますが,それによって,マクロ経済学という「方法」を参加者が習得する事を本講義の目的とします。講義を通して,「経済学的直感」を生かしつつ,それを的確に表現する術を身につけて下さい。
マクロ経済学の基礎理論について講義する。マクロ経済学は一国経済の動向を表すマクロ経済変数を分析の対象としており、本講義では国民所得や物価水準の決定、経済変動とその要因、財政政策や金融政策の効果などについて考察する。
1.イントロダクション(1回)
2.国民所得統計 (2回)
3.生産物市場(3回)
4.貨幣市場(2回)
5.IS=LMモデル(2回)
6.総需要=総供給モデル (2回)
7.長期均衡(1回)
8.マクロ経済政策の運営方法
特定のテキストは使わない(資料を配布する予定)。
参考書:児玉俊介『ベーシック マクロ経済学』(中央経済社)
マンキュー『マクロ経済学(第2版)1&2』(東洋経済新報社)
中谷 巌『入門マクロ経済学(第4版)』(日本評論社)
北坂 真一『マクロ経済学・ベーシック』(有斐閣)
宮尾 龍蔵『コア・テキストマクロ経済学』(新世社)
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
試験100%(詳細は講義中に説明する)
人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。
推奨学期:7学期
連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室