哲学   Philosophy

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担当教員
清水 真木 
使用教室
月3-4(W611)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0102
シラバス更新日
2009年9月29日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

日常生活にはさまざまな出来事があり、その中には、私たちにとって逃れることのできない問題がたくさんあります。水道管が破裂したり、バスに乗り遅れたり、欲しくもないプレゼントをもらって処分に困ったり、賞味期限の過ぎたお菓子を食べて食中毒を起こし、下痢が止まらなくなったり…。
この授業では、私たちの誰もが出会う可能性のある具体的な問題をいくつか取り上げ、哲学史の助けを借りながら、どのようにすれば問題を解決し、楽しい生活を送ることができるようになるのかを考えてみます。
哲学というのは、意味不明の四字熟語をズラズラと並べ、勿体ぶってわけのわからないことを語る難解な学問ではなく、個性的で楽しい生活を送るための智慧である、と私は思っています。そして、個性的で楽しい生活を送るには、日常生活の中で私たちに逃れようもなく襲いかかってくる面倒な諸問題を解決するため、ものごとを正しい視点から眺める習慣を身につけることが大切です。この授業では、何か問題が起きたとき、この問題をどのような視点から眺めればすばやく解決できるのか、ということをみなさんと一緒に勉強して行きたいと思います。

講義の目的

哲学とは人間と世界の根源的な関係を問う営みです。本講義では、哲学とは何か、どのように生まれたかという問いから始めて、東西の哲学的思考の特色を論じた後、哲学の諸問題について論じます。哲学の基本的な問題群を理解するための講義です。抽象的な話題ですが、できるだけ分かりやすく、具体的な問題に即して論じる予定です。

講義計画

1. ガイダンス
2. 始めることと続けることについて
3. メインテナンスについて
4. 約束について
5. 日常生活について
6. 方向転換について
7. 破壊と建設について
8. 自己本位について
9. 個人主義について
10. 失敗について
11. 経験について
12. 仮の真理について
13. 野蛮について
14. プラグマティズムについて
15. まとめ
【授業の進行状況等必要に応じて変更される可能性あり】

教科書・参考書等

この授業では、決まった教科書は使わない予定です。

関連科目・履修の条件等

予備知識は不要です。授業の進め方については、最初に話します。

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

学期末に行う筆記試験(60%)と、学期末締め切りの簡単な課題(40%)と、平常点によって評価します。平常点については、一回目の授業で説明します。

担当教員の一言

哲学というのは、意味不明の四字熟語をズラズラと並べ、勿体ぶってわけのわからないことを語る難解な学問ではなく、個性的で楽しい生活を送るための智慧である、と私は思っています。そして、個性的で楽しい生活を送るには、日常生活の中で私たちに逃れようもなく襲いかかってくる面倒な諸問題を解決するため、ものごとを正しい視点から眺める習慣を身につけることが大切です。この授業では、何か問題が起きたとき、この問題をどのような視点から眺めればすばやく解決できるのか、ということをみなさんと一緒に勉強して行きたいと考えています。

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:2学期
連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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