- 担当教員
- 市村 禎二郎
- 使用教室
- 火1-2(VBL4F衛)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 1602
- シラバス更新日
- 2008年7月15日
- 講義資料更新日
- 2008年7月15日
- アクセス指標
-
- 学期
- 前期 / 推奨学期：-
講義概要
量子化学の基礎的な考え方を学ぶ．化学の世界の理解になぜ波動関数が必要なのかを理解し，シュレディンガー方程式が波動に関する運動方程式であることを理解できることを目指す．また，局所空間に閉じ込められた電磁波という視点から，原子・分子・金属などの基本的な性質を理解する．
講義の目的
化学で用いられる方法や考え方を修得する。
講義計画
（1）はじめに－化学はセントラルサイエンスである・近代化学の始まり
（2）物質の理解－ミクロの視点・マクロの視点
（3）古典力学の破綻(1)
原子の線スペクトル／原子の核構造
（4）古典力学の破綻(2)
光の粒子性／黒体放射／光電効果
（5）量子力学への道
古典量子論－水素原子のBohr モデル／光の二重性と物質波／電子の波動性
（6）Schrodingerの波動方程式(1)
（7）Schrodingerの波動方程式(2)
自由電子の波動関数
（8）Schrodingerの波動方程式(3)
水素原子
（9）多電子原子・元素の電子配置・原子のイオン化エネルギー
（10）化学結合(1)
共有結合／イオン結合
（11）化学結合(2)
σ結合／π結合／混成軌道
（12）化学熱力学(1)
熱エネルギー・仕事・エンタルピー・エントロピー
（13）化学熱力学(2)
自由エネルギー・電気化学
教科書・参考書等
「理工系基礎化学（講談社サイエンティフィク）」を用いる。
