「文章力」。持っていて損のないもの。むしろ、持っていないと損なもの。
ここ「コラムランド」は全員参加による相互批判が可能なように工夫されたシステムを通じて、その錬磨を目ざします。
全国でも東工大にしかない、とても珍しい実践道場です。すでに3000人の先輩を輩出した名物講義へぜひどうぞ。
興味を持たれたら、上の「講義ノート」から第1回の「初回トライアル・セッションのご案内」を開いて、ようすを覗いてみてください。
まっしろな紙のまんなかにぽつりと1行。
あなたの大切な人は、誰ですか。
これもまたコラムです。2005年度夏の陣、「問」セッションの3位入賞作品。2002年度夏の陣の「愛」セッションで首位をさらい伝説となった「欲しい。」につぐコラムランド史上2番目の短さでの入賞でした。
――と、ここまでで「コラム」という言葉の既成イメージを崩していただけたでしょうか。コラムランドでの「コラム」は何でもあり。新聞に載るようなかっちり固い文体で持論を堂々と主張してもよし(コラムニストたちはそれを「正統派コラム」と呼んで崇めます)、ふわふわときれいな言葉のヴェールを広げてロマンティックポエムしてもよし、日常のできごとをさくっと拾い上げたエッセイ、たくみなストーリーで感動を誘うショートショート、そしてもちろんネタ。2007年度の「愛」セッションでは湖に斧を落とした『正直者のおじいさんの災難(正直者は救われない?)』というパロディ作品が激戦の首位をさらいました。
ときに爆笑、ときにしみじみ。そうやって友人たちの作品を堪能しつつ、自分もその中に参戦してゆくことで、文章力と発想力と、そして度胸が鍛えられるしくみです。
B5一枚のまっしろな紙がキャンバス。自分の中の可能性を探してみませんか。
あなたの大切な人に、思いを伝えるために。
コラム執筆活動とグループ・ディスカッションで進行します。
少し込み入ったシステムですので、講義初回にくわしい御案内をします。
毎回、どさっと配布される「みんなのコラム」が、すなわちテキスト。
先輩たちの足跡はWebでもごらんいただけます。このOCWのページから過去の年度の「コラムランド」を検索してください。ただし中毒性のある危険物ですので、ご利用は計画的に。
重要! パソコン+プリンタ所有者、つまりワープロ書きでコラムを提出できる環境にあること。Web活動を講義の一環としているのでネット環境もあるほうが望ましいです。
なお、カリキュラム変更のため、この科目は、平成18年度以降の入学者には文系科目、17年度以前の入学者には総合科目Aの単位として認定されます。2年生以上でも意欲あるかたはどうぞ。
システム上、受講者数を制限しますので、履修希望者は初回に必ず出席してください。
出席+ディスカッション+コラム執筆活動
文章力・討論力はあらゆる学問の基礎ですが、特にそのことを重視する社会工学科、および自然言語処理に関わる情報系への進学を希望されるかたに強くお奨めします。
また、夏にはWebのみの講義Column i land(コラムアイランド)も船出しますので、この世界がお気に召したら御乗船ください。
1年生後期には王国コラムキングダム、大学院に進むと宙(そら)飛ぶコラムプラネット。各種とりそろえて、ご参加をお待ちしています。