我々ヒトの脳の中には「文法」がある。この「脳内文法」のおかげで,我々は言葉を生み出し,それを理解することができる。はたして,この「脳内文法」のメカニズムはどうなっているのであろうか?この問いに対して科学的な説明を与えること,これが本講義のねらいである。また,本講義では,なぜ子どもは短期間のうちに母語をマスターすることができるのか?なぜ子供は国籍を問わずいかなる言語をもマスターすることができるのか?なぜ我々日本人はなかなか英語をマスターすることができないのか?等の素朴な疑問に対しても科学的な説明を与えていきたい。
我々ヒトの脳の中には「文法」がある。この「脳内文法」のおかげで、我々は言葉を生み出し、それを理解することができる。はたして、この「脳内文法」のメカニズムはどうなっているのであろうか?この問いに対して科学的な説明を与えること、これが本講義のねらいである。また、本講義では、なぜ子どもは短期間のうちに母語をマスターすることができるのか?なぜ子どもは国籍を問わずいかなる言語をもマスターすることができるのか?なぜ我々日本人はなかなか英語をマスターすることができないのか?等の素朴な疑問に対しても科学的な説明を与えていきたい。
最初の授業にシラバスを配布する。講義の進め方については、そのシラバスを参照。
畠山雄二.『情報科学のための自然言語学入門:ことばで探る脳のしくみ』 丸善.
畠山雄二.『情報科学のための理論言語学入門:脳内文法のしくみを探る』 丸善.
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
出席重視。出席カードを毎回配布し、それに授業の感想を書いてもらう。評価は出席状況とレポートで行う。レポートは「言語」に関するものならば何でも構わない。ただし、本の要約や感想文では困る。クリエイティブなレポートを期待したい。
自然言語をサイエンティフィックなアプローチで分析してみたいという学生さんにはワクワクドキドキする1時間半となるであろう。情報科学ならびに生命科学に関心のある学生さんにはアッと言う間の1時間半となることであろう。そして、「人間とは何だ?」という問いにことばの側面から考えてみたいという学生さんには<目から鱗>の一時間半となることであろう。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。