現代の技術システムがいかに形成されたかについて,19世紀中葉以降に着目して論じる。特に,社会の「マス化」をキーワードとして,これに技術がどのように寄与し,どのような問題を引き起こしたかを吟味する。また,このシステムを完成した20世紀アメリカの発展をみていく。できる限りAVを活用する。
大量生産社会がいつ登場したか、そしてそれが登場して以来、社会の中に科学技術の成果が具体的にどのように浸透して行ったのかを論じる。そして、「社会の技術化」ともいうべきこの現象によって、人間の生活や人々の持つ世界観がどのような変貌を遂げたのかを考える。
第1講 ガイダンス
第2講 産業革命期の技術の特徴1
第3講 産業革命期の技術の特徴2
第4講 ロンドン万国博覧会1851年
第5講 アメリカ的製造方式
第6講 互換性製造の起源と広まり
第7講 大量殺りくの完成
第8講 フォードシステム
第9講 科学的管理法
第10講 家庭電化製品の登場
第11講 消費のための技術
第12講 技術と冷戦
第13講 結び 科学技術文明は私たちをどこに導くか
テキストは使用しません。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
学期末の試験で評価。
朝一番の授業でつらいでしょうが、ぜひ出席してね。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。