認知科学   Cognitive Science

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担当教員
徃住 彰文 
使用教室
金1-2  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0152
シラバス更新日
2005年5月12日
講義資料更新日
2005年5月12日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

「心の科学」の新しい展開として,心理学,人工知能学,言語学,神経科学,文化人類学などをクロスオーヴゼする認知科学という領域が形成されつつある。人間の心について,どのような理論が提案されているのか?心理学の観点から,認知科学の最前線を探る。

講義の目的

認知科学は,心理学,人工知能,言語学,神経科学,哲学といった諸領域が学際的に融合して形成された新しい心の科学である.知識,言語,感情など,認知科学の中心的なトピックをとりあげて最新の成果を紹介しながら,この新しい科学の必然性と可能性について検討する.伝統的な心理学とは異なった方法を自覚的に選択した認知科学の歴史と現状は,科学の進化についての洞察を得るための材料ともなるだろう.

講義計画

2004年度講義計画
4/16 授業計画の紹介
4/23 新しい心の科学:認知科学
4/30 知識表現の基礎[フレーム 意味ネットワーク 論理式]
5/7 知識のメカニズム[テーマ プロット TAU]
5/14 (すずかけ祭準備:授業なし)
5/21 感情のメカニズム[感情規則 感情の理解]
5/28 感性と創造性のメカニズム[白昼夢的思考]
6/10 学習のメカニズム[事例ベースの学習と教育]
6/4 文学的感性のメカニズム[文学鑑賞の認知過程]
6/11 脳と心[コネクショニズム]
6/18 行動と心[自律エージェント]
6/25 環境と心[アフォーダンス]
7/2 認知工学
7/9 認知科学の新動向
7/16 認知科学の新動向

教科書・参考書等

教科書は使用しない.
専門用語の日英対照表を留学生等の希望者に配布する.
学習の国際化対応のために,授業の5%を英語でおこなう.

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

学期末までに提出するレポート1編と,学期末試験の成績に基づく.
本講義の連絡用Webページを,随時参照すること.レポート課題,レポートマニュアル,小試験用紙を掲載している.
http://www.valdes.titech.ac.jp/~akt/
→ 授業関連
 → 文系基礎科目「認知科学」
  → パスワード 教室番号

担当教員の一言

学期中に提出されたレポートは添削・評価をおこなって返却するので,レポートの作成・改良を通じて,論文を仕上げるトレーニングの機会ともしていただきたい.

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