生体触媒が関与する生物化学反応過程の定量的把握とそのバイアリアクターへの応用のための基本事項を理解させることを目的とし,生体触媒の特徴と反応速度,バイオリアクターの構成法とその特徴などを修得させる。
「生物化学工学」は、生物の機能を一種の触媒として利用し、物質生産を行うための工学体系である。利用する生物機能は、酵素や微生物はもとより、遺伝子操作などにより機能改変した微生物、動・植物細胞を含む。
教授する項目には
1. バイオプロセスの構成
2. 生体触媒の特性・代謝
3. 遺伝子組換え体の培養工学
4. 生体触媒の反応速度論
5. バイオリアクターの設計と操作
6. バイオプロセスの操作
7. バイオプロダクトの分離・精製
などが含まれる。
新版「生物化学工学」(海野肇・中西一弘・白神直弘・丹治保典著)講談社サイエンティフィク(3,300円)
特になし
中間試験、期末試験、レポート
定量的な解析ができるエンジニアの養成を目指します。