応用分子生物学   Applied Molecular Biology

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担当教員
近藤 科江 
使用教室
金1-2(B226)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
8227
シラバス更新日
2014年9月30日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

講【到達目標・学修する知識・技能】
到達目標:既存の研究について、実験系を理解し、得られた結果の説明ができる。
学修する知識・技能:分子生物学を理解する上での生物学的・生化学的知識、分子生物学的アプローチをとるうえで必要となる基礎的実験の原理・材料・手法に関する知識、自ら実験系を理解し、考える技能
【学生が身につける力】
講義に出席し、設問に答え、講義内容を理解し、自ら調べることで、総合的に次の力が付くことが期待される
・ 分子生物学的な研究において実験データを理解する力
・ 研究内容を理解し、関連する情報を調べる力
・ 理解した実験を発展させて、考える力

講義の目的

これまでに学んだ生物学・生化学を発展させて、分子から細胞そして個体における、様々な生命現象がどのように応用されているかを学ぶ。知識を詰め込むのではなく、分子生物学がどのように生命現象にアプローチしようとしているかを実際の研究を具体的に理解することで体得し、自ら調べ、考える力を養うことを目的とする。

講義計画

講義の中で、以下の項目を扱います。講義内容には基礎知識の復習と応用を毎回盛り込みます。
・ 遺伝子の構造・複製・PCR
・ セントラルドグマ・遺伝子発現制御
・ 遺伝子組換え・エピジェネティックス
・ RNAワールド
・ 微生物の分子生物学・遺伝子発現ベクター
・ 細胞骨格・細胞外マトリックス
・ 膜輸送
・ シグナル伝達
・ がん化・細胞・細胞周期
・ 再生・免疫
・ 分子生物学的実験手法

教科書・参考書等

参考書等
ヴォート生化学 第3版
分子生物学イラストレイティッド 改訂第3版
Molecular Biology of the Cell 5th Edition(英語版)

関連科目・履修の条件等

特にないが、生物化学第I,II、分子生物学を履修していること、または同等の知識があることが望ましい。

成績評価

【成績評価】
以下を総合的に判断して成績を付けます。
出席、毎回の設問に対する解答、試験(中間、最終)
【成績評価の基準及び方法】
出席、毎回の設問に対する解答:約20%
中間試験:約40%
期末試験:約40%

担当教員の一言

生物の面白さを理解してもらえるように、時間をかけて準備しています。生物を将来専攻しない方にも生物学の基礎的な理解力を持ってもらえるような講義を心がけています。

連絡先(メール、電話番号)

TEL/FAX 045-924-5800
skondoh@bio.titech.ac.jp
http://www.kondohlab.bio.titech.ac.jp

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