生命現象を理解するために必要な有機化学の基礎知識を習得することを目的とし、アルケン、アルキン、およびカルボニル化合物の性質と反応、非局在化したπ電子系の化学などについて学習する。分光学的手法(主にNMR)による構造解析についても学習する。
有機化学(生命工)第一に引き続き、代表的な有機化合物の性質・合成・反応について講義する。有機化合物の分光法による構造決定についても概説する。
1. NMRおよびIR分光法による構造決定(その1)
2. NMRおよびIR分光法による構造決定(その2)
3. アルケンの性質と反応
4. アルケンの合成と反応
5. アルキンの性質と反応
6. アルキンの合成と反応
7. 中間試験
8. 非局在化したπ電子系
9. 芳香族化合物の安定性と求電子置換反応(その1)
10. 芳香族化合物の安定性と求電子置換反応(その2)
11. アルデヒドおよびケトンの性質・合成・反応
12. エノールとエノン(その1)
13. エノールとエノン(その2)
14. 総括
ボルハルト・ショアーの『現代有機化学・第4版(上巻、下巻) 化学同人
第3学期で『有機化学第一(生命工)』を履修していることが望ましい。
出席、中間試験、期末試験
ykobayas@bio.titech.ac.jp, thata@bio.titech.ac.jp