有機化学 第二に引き続き,有機化学の基礎的な知識を習得する。特に,カルボン酸,カルボン酸誘導体,カルボニル化合物,含窒素化合物,芳香族化合物について,合成と反応を中心に講義する。後半では,いくつかの生理活性化合物を取りあけ,合成法のデザインと不斉反応について概説する。生物プロセスを活用する変換反応についても言及する。
有機化学の基礎的な知識を習得し,かつ有機合成法の進め方について学習する。
授業計画
1.カルボン酸
2.カルボン酸誘導体(その1)
3.カルボン酸誘導体(その2)
4.ベンゼンの置換基の反応性(その1)
5.ベンゼンの置換基の反応性(その2)
6.アミンおよびその誘導体
7.ヘテロ環化合物
8.中間テスト
9.エステルエノラート(その1)
10.エステルエノラート(その2)
11.有機合成化学の基礎
12.不斉反応
13.生理活性化合物の合成(脂肪酸代謝産物)
14.生理活性化合物の合成(ポリケチド類)
15.総括
Vollhardt, Schore 著,古賀・野依・村橋訳『現代有機化学,第6版,下』
第4学期で『有機化学第二』を履修していることが望ましい。
中間試験,期末試験