生物物理化学第一 生物   Biophysical Chemistry I

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担当教員
朝倉 則行 
使用教室
金3-4(G115(す))  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
8236
シラバス更新日
2011年4月20日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

この講義は2クラスに分けて行うが,一つのクラスは酵素をはじめとする生体分子の反応論を中心に,もう一つのクラスは原子および分子構造の量子力学理論,統計力学の基礎的概念および方法論を中心に解説する。

講義の目的

 物理化学の基礎知識を利用して、タンパク質の反応を分子レベルで理解する。物理化学の法則や概念に基づく数式が意味する物事を具体的なイメージとして体系的に理解する。

講義計画

第1回 授業の説明(物理化学法則を理解するために。イメージする物理化学とは)
第2回 タンパク質の物理化学的性質1 (タンパク質の性質を見極める3要素と分離法)
第3回 タンパク質の物理化学的性質2 (タンパク質の濃度・純度の考え方)
第4回 タンパク質の物理化学的性質3 (タンパク質の色と光化学)
第5回 タンパク質の物理化学的性質4 (タンパク質の分子量の測定法とその原理)
第6回 タンパク質の反応解析1(反応速度論の本質について)
第7回 タンパク質の反応解析2(活性化エネルギーの正体と平衡論の関係)
第8回 タンパク質の分光学測定(波長とエネルギーで見るタンパク質の構造)
第9回 生体エネルギー論 (代謝系を物理化学の視点から眺める)
第10回 生体エネルギー論 (波動関数のイメージと電子移動理論)
第11回 生体エネルギー論 (タンパク質間電子移動の秘密)
第12回 生体エネルギー論 (光合成の物理化学)
第13回 生体エネルギー論 (分子で見る光合成と光励起分子の特性)
第14回 復習

教科書・参考書等

生物物理化学~タンパク質の働きを理解するために~  化学同人 

関連科目・履修の条件等

物理化学第一、第二

成績評価

出席とテスト

担当教員の一言

物理化学は難しいと感じている方々に、諸法則の本質を伝えるための講義です。

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