新型シークエンサー・質量分析機・ナノ計測など実験機器の発展に伴い,少ない実験で膨大な実験結果を得ることができるようになった.しかし,これら膨大な情報の中には多量のノイズが含まれているため,そこから真の情報を抽出するためには統計解析が必須となる.また,間違った統計手法の適用は,研究そのものの論理性を揺るがしかねない.このような背景を受け,本講義では統計学の基礎を実際の研究事例に基づき解説し,正しい統計解析手法を身につける事を目標とする.
10~12月:黒川顕 担当。統計学の基礎
1月~ :徳永万喜洋 担当。データ解析:誤差論、回帰とfitting、ランダム過程。
教科書は特に指定しませんが、必要に応じ、資料or電子ファイルを配付します。
特にありません。
出席とレポートを重視します。
徳永:毎回PCのエクセルを使って自分で計算し、理解を深めます。
実験や計算結果のデータ解析の基本を、まずは自分でやってみて、そのうえで原理を理解し身につけます。