生体情報学   Biological Recognition and Signaling

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担当教員
中村 信大 
使用教室
木3-4(アイソトープ棟4階講習室)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
8124
シラバス更新日
2015年3月16日
講義資料更新日
2015年3月16日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

複雑な生体の機能を調和のとれた状態に保つために全身にはりめぐらされている情報伝達系と処理系の概略について述べる。“Integration of parts into a functional whole”を実現するために,複雑にからみ合って働いている神経系やホルモン系の全体像をとらえる。特に感覚受容とその中枢(脳)における処理機構に重点を置いて解説する。情報伝達系を構成する成分の分子像にもせまる。

講義の目的

複雑な生体の機能を調和のとれた状態に保つために全身にはりめぐらされている情報伝達系と処理系の概略について述べる。特に感覚受容とその中枢(脳)における処理機構に重点を置いて解説する。内分泌学の基礎および細胞内情報伝達機構に関して解説する。

講義計画

1. 感覚受容の分子メカニズム
神経細胞の興奮と情報伝達(膜電位,神経伝達物質),視覚の情報処理(網膜,視細胞,GABA 作動性ニューロン,視覚野の縞模様)
2. 内分泌学の基礎
ホルモン,受容体,Gタンパク質,セカンドメッセンジャー,ホルモンの生理作用

教科書・参考書等

自作の資料集を配布

関連科目・履修の条件等

生化学と分子生物学の基礎を修得していることが望ましい。

成績評価

中間試験と期末試験

担当教員の一言

身体の中で起こっている生理現象のしくみについて理解が深まればと思っています。

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