有機化学(生命科)第二   Organic Chemistry II

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担当教員
湯浅 英哉  清尾 康志 
使用教室
金5-6(W641)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
8109
シラバス更新日
2015年10月1日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

有機化学(生命科)第一に引き続き,生命現象を分子レベルで理解し,かつ生理機能を有する有機化合物を創製するために必要な有機化学の知識を学習します。
有機化学の講義では、比較的単純な有機化合物を題材にもちて、それらの基本的な反応や反応のメカニズムを勉強しますが、それらの基本的な反応は、そっくりそのまま生物の体の中で起きている様々な生体反応の中に見出だされます。
様々な生命現象はタンパク質・核酸・脂質・糖・ビタミン類など多数の有機化合物が織り成す膨大な化学反応の集合です。有機化学を勉強することで複雑な生命現象を単純な有機化学の組み合わせとして理解することができます。

講義の目的

有機化学反応は単なる暗記ではありません。ルイス構造、電気陰性度、共鳴構造などの概念と電子の流れを表す矢印を用いて有機化学を論理的に理解できるようになりましょう。

講義計画

主にアルコール エーテル エポキシド アルケン アルキン 共役化合物 質量分析 赤外分光法 NMR分光法 ラジカル反応について勉強します。

教科書・参考書等

ボルハルトショアー現代有機化学 第6版 上巻

関連科目・履修の条件等

履修に必須となる条件はありませんが、有機化学(生命科)第一の内容に相当する講義をすでに受講していることが望ましいです

成績評価

出席点・課題提出・中間テスト・期末テストの点数により評価します

担当教員の一言

生命科学科分子生命コースの清尾康志と湯浅英哉が担当します。

現在の科学や産業の最前線では、化学者と生物学者が緊密にコラボレーションして新しい研究成果を生み出しています。
そのため、生物学と化学の両方の分野を理解できる人材は非常に重宝されています。
化学に興味をもった人はもちろん、化学よりも生物学に興味のある人も有機化学をしっかり勉強しておくことは決して無駄にはなりませんので、午後一ですが、しっかり頑張りましょう。

連絡先(メール、電話番号)

清尾康志 kseio@bio.titech.ac.jp
湯浅英哉 hyuasa@bio.titech.ac.jp

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