本授業では神経科学について、その基礎を論ずる。
前半(長田担当)は、脳や末梢神経系の発生や構造、神経系を構成するニューロンやグリア細胞、ニューロンの情報の受け渡し場所であるシナプスについて論ずる。また細胞の電気的性質である膜電位や活動電位などの基礎を論ずる。
後半(一瀬担当)は、脳高次機能を科学的に理解するための基礎と、脳の科学的理解がどこまで進んでいるかについて講義する。具体的には神経伝達物質を中心としたニューロン間の情報伝達様式、神経回路による情報の処理機構、神経精神疾患の病態と発症機構などについて論ずる。
脳神経系の分子レベルでの理解のために必要となる基礎的事項について、まとめて解説する。
前半:長田先生
後半:一瀬先生
参考書:カールソン神経科学テキストー脳と行動ー第3版
特になし
出席と、試験およびレポートにより成績を評価する
一瀬担当分の授業については、毎回課題の提出を求めて、出席と提出された課題で評価を行う。