動物の行動を決めるものと,行動の基礎となる体のデザインについて学ぶ。
I.行動(担当幸島)
古典的進化論から進化生態学へ,行動生態学(包括適応度,ゲームの理論,ESS)
II.動物のデザイン(担当本川)
さまざまな動物の体のデザイン(刺胞動物,環形動物,昆虫,軟体動物,棘皮動物,脊索動物)
前半では,さまざまな動物分類群について,その群の特徴と行動の基礎となる体のデザインについて,形態学と生理学の観点から講義する.後半では,分子生態学的な多様性解析や,多様性を成立させる要因,共生の生物学などを講義する.
1. 分類の基礎
2. 刺胞動物
3. 環形動物
4. 節足動物
5. 軟体動物
6. 棘皮動物
7. 脊索動物
8. 生物多様性と人間社会の関わり
9. 微生物の多様性
10. 多様性の解析手法1
11. 多様性の解析手法2
12. メタゲノム解析
13. 共生の生物学
指定無し
基礎生物学A,Bを履修していることが望ましい.
期末試験
上記担当教員2人が分担して講義する.講義計画の1-7が本川が,8-13は本郷が担当する.