メンデル遺伝学を分子生物学の立場から概説した後,遺伝情報の発現,複製,組み換え機能を分子レベルで理解させる。さらに,トランスジェニックマウスの作製による遺伝子の生体内での機能の研究,ゲノムのリンケージマップやフィジカルマップの意義,それを利用した近年のヒト疾患の病態の解明につながる遺伝子クローニング,などをトピックスとして取り上げ解説する。
メンデル遺伝学を分子生物学の立場から概説した後,遺伝情報の発現,複製,組み換え機能を分子レベルで理解させる。さらに,トランスジェニックマウスの作製による遺伝子の生体内での機能の研究,ゲノムのリンケージマップやフィジカルマップの意義,それを利用した近年のヒト疾患の病態の解明につながる遺伝子クローニング,などをトピックスとして取り上げ解説する。
I.遺伝情報の複製
1: 細胞分裂と染色体の分配
2: 遺伝子の伝わり方:メンデルの法則
3: DNAの複製
4: DNAの組み換えと修復
II.遺伝情報の発現
5: 転写
6: RNAプロセッシング
7: 翻訳
8: 発現の調節(1)
9: 発現の調節(2)
III.遺伝と疾患
10: 遺伝性疾患
11: がんの分子遺伝学
12: 遺伝子の解析
13: 遺伝子診断、遺伝子治療
14: 遺伝子の機能解析
15: 期末試験
プリントを用意する。
分子生物学第一、第二を履修していることが望ましい。
中間試験、期末試験
講義には連続して出席し、分子遺伝学の基礎が応用研究にいかに重要であるかを理解してほしい。