グローバル理工人概論 2   Advanced Course for Global Scientists and Engineers

文字サイズ 

担当教員
ANANDA KUMARA 
使用教室
月9-10(S621)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
5678
シラバス更新日
2015年3月25日
講義資料更新日
2015年3月25日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:3,5,7

講義概要

グローバル化の進展により企業の活動範囲は拡大され、我が国のような先進国の企業は他の先進国だけでなく、現在、開発途上国にまで活動を広げている。以前、開発途上国のことは、主として開発援助の対象国として見られていたことはあるが、現在、良きビジネスパートナーとしても位置付けられるようになっている。
これからの時代は、理工系の学生も、日本や先進国だけでなく、アジアにおいてでも活躍できると考えられる。その意味では、アジアに対する理解を深めるのは有意義なことである。

講義の目的

理工系の学生にとって、アジア社会とのこれからの関わり合いはどういう風にあるべきなのかについて分析してもらいたい。
本講義では、アジアの開発途上国を事例国として取り上げ、それぞれの国々に対する理解を深めてもらい、今後、日本との関わり合いについて検討する。

講義計画

①グローバル化と何か、課題発見・解決の事例紹介(対話型講義)
 グループワークについて紹介
②TAによる課題発表会、グループ決定、TAとのディスカッション
③TA(留学生)とのディスカッション、グループワーク対象課題発表、国内外の事前調査の方法、
  グループワークについて(役割分担、プレゼンテーション方法、調査内容について、今後の進め方について)
④グループワーク(課題に関する分析、ディスカッション)
⑤グループ発表(1):グループワーク対象課題に関する詳細分析、課題解決方法について、日本の関わることができるのかに対する提案
⑥グループ発表(2)):グループワーク対象課題に関する詳細分析、課題解決方法について、日本の関わることができるのかに対する提案
⑦ディスカッション:グローバル化と日本のこれからの対応の在り方について(グループワーク課題を中心のミニシンポジウム)

教科書・参考書等

特になし。関係書類の一部を講義中に配布する。

関連科目・履修の条件等

グローバル理工人育成コースに所属していない学生は、期限までに教務WEBにより募集する所属申請を行うこと。

成績評価

グループワークでのパフォーマンス(個別評価)10%、レポートの担当部分(個別評価)30%、個別レポート(個別評価)10%、グループレポート全体(グループ全体評価)10%、グループ発表(グループ全体評価)10%、グループディスカッション)(グループ全体評価)10%、合計100%

担当教員の一言

数か国からの留学生に協力してもらいながら、開発などに関する外国の課題を見つけ、その解決について検討することで、外国社会に対する理解を深めるのはもちろんであるが、留学生とのコミュニケーションを通じてグローバル理工人になるためのスキルを身に着けてください。
ディスカッションへ積極的に参加したがる学生を歓迎する。

その他

今は、開発途上国はODA対象国だけだと考えるべき時代ではない。これらの国々は、日本に対して多くのビジネスチャンスを与えようとしています。理工人の役割は大いに期待される時代であることに対して理解してもらいたい。

このページのトップへ