グローバル理工人概論 2   Advanced Course for Global Scientists and Engineers

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担当教員
ANANDA KUMARA 
使用教室
火9-10(W935)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
5682
シラバス更新日
2015年3月25日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:4,6,8

講義概要

グローバル化の進展により企業の活動範囲は拡大され、日本のような先進国の企業は他の先進国だけでなく、現在、開発途上国にまで活動を広げている。以前、開発途上国は、先進国にとって主として開発援助の対象として見られていたが、現在は良きビジネスパートナーとしても位置付けられるようになっている。
これからの時代は、理工人も、日本や先進国だけでなく、アジアにおいても活躍できると考えられる。その意味では、アジアに対する理解を深めるのは有意義なことである。

講義の目的

理工人にとって、アジア社会とのこれからの関わり合いはどういう風にあるべきかについて分析してもらいたい。
本講義では、アジアの開発途上国を事例として取り上げ、それぞれの国々に対する理解を深めてもらい、今後の我が国との関わり合いについて検討する。

講義計画

①グローバル化と何か (対話型講義)、グループワークについて①
②開発指数からみるアジアの開発途上国の特徴(対話型講義)、グループワークについて(希望国アンケート提出)
③留学生とのディスカッション、グループワーク対象課題決定、国内外の事前調査の方法、グループワークについて(グルーピング、役割分担、今後の進め方について)、プレゼンテーション方法、調査内容について
④グループ発表(1)(全グループ):グループワーク対象課題に関する基礎分析
⑤グループ発表(2)(グループ一部):グループワーク対象課題に関する詳細分析、課題解決方法について、我が国がこれからアジアとどのように、より関わりを持つことができるのかに対する提案 
⑥グループ発表(3))(残りのグループ):グループワーク対象課題に関する詳細分析、課題解決方法について、我が国がこれからアジアとどのように、より関わりを持つことができるのかに対する提案(続き)
⑦ディスカッション:グローバル化と我が国のこれからの対応の在り方について

グループワークは、事前調査内容、調査方法、課題等を共有し、進捗状況を確認しながら、最後にグループ発表を行い、グローバル化時代における我が国とアジア諸国との関わり合いについて話し合う。

教科書・参考書等

特になし

関連科目・履修の条件等

グローバル理工人育成コースに所属していない学生は、10月に教務WEBより募集する所属申請を行うこと。

成績評価

①グループワークでのパフォーマンス(個別評価)10% ②レポートの担当部分(個別評価)30% ③個別小レポート(個別評価) 30%
④グループレポート(グループ全体評価)10% ⑤グループ発表(グループ全体評価)10% ⑥グループディスカッション(グループ全体評価)10%、合計100%

担当教員の一言

①数ヶ国からの留学生に協力してもらいながら、開発などに関する外国や日本の課題を見つけその解決について検討することで、外国社会についての理解はもちろんのことであるが、留学生とのコミュニケーションを通して国際理工人になるためのスキルを身に付けてください。
②主要言語は日本語となるが、一部英語でのコミュニケーションを取り入れる場合がある。
③ディスカッションへ積極的に参加し、真のグローバル理工人になるために努力しようと思う履修生は大歓迎。発言力を磨くためにもこの授業を活用してください。

その他

今は、開発途上国の位置づけは日本のODA対象国だけだと考えるべき時代ではない。これらの国々は日本に対して多くのビジネスチャンスを与えようとしている。中には、理工人が活躍できる場合が多く、その貴重なチャンスについて理解してもらいたい。

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