最適化やゲーム理論で扱われる様々な離散的な問題を紹介し,その解の求め方を説明します.また,経済学・経営工学との繋がりについても紹介します.レポートの形で演習問題を解いてもらうことにより,理解を深めてもらいます.
この授業では,離散最適化問題および関連する問題をいくつか 取り上げ,それらの問題の「良い」解を求める方法について説明します. また,経済学・経営工学との繋がりについても説明します.
ほぼ毎回の授業後に,レポートとして演習問題を解いてもらいます.
その次の回の授業中に解説をします.
教科書は使わず,毎回の授業で資料を配付します.
参考書として,次の本を使います.
室田一雄,塩浦昭義: 離散凸解析と最適化アルゴリズム, 朝倉書店,2013年.
坂井豊貴: マーケットデザイン入門―オークションとマッチングの経済学, ミネルヴァ書房,2010年.
本講義の内容は,非協力ゲーム理論,協力ゲーム理論,最適化基礎,オペレーションズ・リサーチの各講義と関係の深いので,
これらの講義を受講していることが望ましい.
中間試験と期末試験の結果,および 演習レポートの提出状況により評価を行う.
出席点は考慮しません.
ただし,
中間試験までのレポートを一度も提出しない場合, 中間試験の受験は不可
中間試験以降,期末試験までのレポートを一度も提出しない場合, 期末試験の受験は不可
配点:中間試験 50点,期末試験50点,レポート20点程度. 合計100点以上は100点に切捨て。
合格の基準: 中間、期末試験ともに30点以上で合格(29点以下は不合格).
レポートは1回につき0〜3点.その内容に基づき得点を決定.
アルゴリズムのデモに関する情報
授業で紹介した各種アルゴリズムのデモンストレーションを見たいという場合には,以下のサイトがおすすめです.
http://ja.visualgo.net/
土村展之さんによる,下記のページのJava アプリケーションによるデモも面白いと思います.
http://ist.ksc.kwansei.ac.jp/~tutimura/GraphApplication/
なお,実行時には前もってJava をインストールしておく必要があります.