ランドスケープ・アーキテクチャの空間,歴史,思想,方法などの初歩について講義し,人間と外部空間の複雑で深遠な関係とそれへの制度的,技術的,芸術的な介入の手法について論じる。
ランドスケープの対象とする外部空間である、庭・公園・河川・道路・緑地・広場・海岸などの物理的・形態的性質を、意味、制度、機能、デザイン、エコロジーなどのランドスケープの社会的・理念的性質から読み取り講義する。
1 ランドスケープとは:人間と自然の関係の空間的表現
2 日本庭園史
3 西欧庭園史、世界の庭園史
4 西欧の広場史、公園史
5 日本の公園緑地計画史
6 ランドスケープ・デザインの現場
7 ランドスケープとアート
8 ランドスケープに関わる法制度
9 ランドスケープと住民参加
10 ランドスケープの課題 :エコロジカル・デモクラシーについて
・日本造園学会編「ランドスケープ大系1~7」技報堂出版
・M.フランシス、R.T.ヘスター「庭の意味論」鹿島出版会
・Randolph T. Hester “Design for Ecological Democracy” The MIT Press
・齋藤潮、土肥真人「環境と都市のデザイン」学芸出版
設計演習と合わせて履修することを薦めます。
レポートの評価による。
ランドスケープの理論を理解するための初歩的な講義です。設計演習と合わせて履修することを薦めます。