国土・地域計画論   National and Regional Planning

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担当教員
津々見 崇  大西 律子 
使用教室
月3-4(W932)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7711
シラバス更新日
2015年10月5日
講義資料更新日
2015年10月5日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4
補足資料

講義概要

私たちの身近にあるまちや都市は、それ単独で成立しているわけではありません。本講義では、まちづくり・都市計画から視野を広げ、地方、国土に至る広域、また農山村や自然環境といった都市地域以外の空間に関する計画について学ぶことで、国土や広域の計画はもちろん、都市・まちの計画を考える一助となる知識を身につけることを目指します。
そのために本講義では、現在の国土及び広域計画の理念や法体系、そして計画内容を理解し、これからの国土や広域、地域のあり方を考える力を養うことを最終目標に、その参考となる過去・現在の計画立案事例について、歴史的視点やケーススタディを交えながら解説します。
またレポート作成のプロセスを通じて、国土や広域、地域に関する文献・統計等の資料を自ら調査し、分析・考察する力も磨いてもらいます。

講義の目的

都市計画・まちづくりに関する知識をベースとして、国土・地域に関する法制度や計画条件、また各種計画に関する基本的な知識を習得します。また計画史的視点から、現在の国土・地域計画の成り立ちや意味について理解します。
その上で、都市・まち-広域・地方-国土という空間の広がりを連続的に捉えながら、国土・地域に関する現代的課題を発見・調査し、国土・地域計画の将来のあり方について考察する基礎的な能力を身につけることを目指します。

講義計画

1.概論
2.歴史にみる国土・地域づくり
3.国土・地域計画と社会の発展
4.国土計画の現在
5.ケーススタディに学ぶ国土・地域計画
6.まとめ

教科書・参考書等

教科書は用いないが、適宜資料を配布する。
主な参考図書は次の通りだが、その他、講義中に逐次紹介する。
1.川上征雄(2008)、「国土計画の変遷 効率と衡平の計画思想」、鹿島出版会
2.国土の未来研究会・森地茂編著(2005)、「国土の未来 アジアの時代における国土整備プラン」、日本経済新聞社
3.土木工学体系編集委員会編(1979)、「土木工学体系22 ケーススタディ 国土計画」、彰国社
4.下河辺淳(1994)、「戦後国土計画への証言」、日本経済評論社
5.松浦茂樹(1992)、「明治の国土開発史―近代土木技術の礎」、鹿島出版会

関連科目・履修の条件等

「都市計画概論」「人間環境の計画史」等、関連する講義の履修が望ましい。

成績評価

①小テスト(40%)、②小レポート(2回、計60%)の合計で成績評価を行います。また、積極的に授業に参加した人については、加点を行うつもりです。

担当教員の一言

内容は幅広いですが、わかりやすく説明しますので、最後まで頑張って履修して下さい。

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