マクロ経済学第一   Macroeconomics I

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担当教員
大土井 涼二 
使用教室
水1-2(W932)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7710
シラバス更新日
2014年10月11日
講義資料更新日
2015年2月2日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

マクロ経済学とは,GDPやインフレ率,経常収支など1国の単位で測られる経済変数がどのように決定されるかを分析する学問である.また,経済の変動を抑えるような政策や,長期的に経済が成長するような政策を提言することもマクロ経済学の重要な課題である.政府の政策は,貧困やインフレ,景気後退といった状況をどのようにして解決することができるのだろうか.この講義では,マクロ経済学で使用されるさまざまなモデルの構造を理解し,実際の経済分析に適切に使用できるようになることを目指す.

講義の目的

マクロ経済学とは,GDPやインフレ率,経常収支など1国の単位で測られる経済変数がどのように決定されるかを分析する学問である.また,経済の変動を抑えるような政策や,長期的に経済が成長するような政策を提言することもマクロ経済学の重要な課題である.政府の政策は,貧困やインフレ,景気後退といった状況をどのようにして解決することができるのだろうか.この講義では,マクロ経済学で使用されるさまざまなモデルの構造を理解し,実際の経済分析に適切に使用できるようになることを目指す.

講義計画

1 マクロ経済学の考え方
  1.A 国民経済計算 1.B 国際収支統計 1.C 物価水準の測定
2 家計の消費・貯蓄行動
  2.A 動学的最適化に基づく消費・貯蓄決定 2.B 消費に関する幾つかの仮説
3 企業の設備・投資行動
  3.A 新古典派投資理論 3.B 調整費用モデル
4 資産市場
  4.A 資産市場の機能と制度 4.B 無裁定条件と資産価格 4.D 名目利子率と実質利子率
5 貨幣と銀行行動
  5.A 貨幣の機能と特徴 5.B 貨幣供給と貨幣需要 5.C インフレーション 5.D 不良債権問題と信用創造をめぐる議論
6 長期の経済分析
  6.A マクロ経済モデルとは 6.B 財・資金市場の均衡と実質GDPの決定 6.C 貨幣市場の均衡と物価水準の決定
7 短期の経済分析
  7.A 45度線分析 7.B IS-LM分析 7.C 総需要・総供給分析 7.D景気循環と経済政策
8 開放経済の分析
  8.A 為替レート 8.B 経常収支 8.C マンデル・フレミングモデル

教科書・参考書等

(教科書)
二神孝一・堀敬一 『マクロ経済学』有斐閣

(参考書)
齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久『マクロ経済学』有斐閣
柴田章久・宇南山卓『マクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア
福田慎一・照山博司『マクロ経済学・入門(第4版)』有斐閣アルマ
三野和雄『マクロ経済学』培風館
Oliver Blanchard, "Macroeconomics" (Sixth Edition) Pearson Education
 (邦訳:『ブランシャール マクロ経済学』(上・下の全2巻) 鴇田忠彦ほか訳 東洋経済新報社)
Charles I. Jones, "Macroeconomics" W.W.Norton
 (邦訳:『ジョーンズ マクロ経済学』(上・下の全2巻)宮川努ほか訳 東洋経済新報社)
N. Gregory Mankiw, "Macroeconomics" (Eighth Edition) Worth Publishers
 (邦訳:『マンキュー マクロ経済学』(入門・応用編の全2巻) 足立英之ほか訳 東洋経済新報社)
Stephen D. Williamson, "Macroeconomics" Pearson Education
 (邦訳:『ウィリアムソン マクロ経済学』(入門・応用編の全2巻) 釜国男訳 東洋経済新報社)

関連科目・履修の条件等

ミクロ経済学第一を履修していることが望ましい.

成績評価

試験の成績70% (中間30%・期末40%)+課題の成績30%

担当教員の一言

特別な事情を除きレポートや追試による救済措置は行わない

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