経済学のための基礎数学   Basic Mathematics for Economics

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担当教員
岸本 信 
使用教室
金3-4(W931)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7750
シラバス更新日
2013年9月25日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

経済学を学ぶ上で必要な数学の基礎を、経済理論との関連を踏まえながら、講義する。

講義の目的

本講義では、ゲーム理論やミクロ経済学で応用されている数学概念の証明(仮定から結論がいかにして導かれるか)を中心に、位相数学や凸解析の基礎を学ぶ。そして、ゲーム理論やミクロ経済学との関連を交えながら、位相数学や凸解析の中で扱われる議論を理解し、それらの厳密な取り扱いを習得することが目的である。

講義計画

第1回:ガイダンス・論理
第2回:集合・関数
第3回:内積・ノルム・距離
第4回:点列と収束 (1)
第5回:点列と収束 (2)
第6回:点列と収束 (3)
第7回:開集合・閉集合・コンパクト集合 (1)
第8回:開集合・閉集合・コンパクト集合 (2)
第9回:開集合・閉集合・コンパクト集合 (3)
第10回:関数の連続性 (1)
第11回:関数の連続性 (2)
第12回:凸集合 (1)
第13回:凸集合 (2)
第14回:凸性と最適化
第15回:まとめ

講義内容・進度は、状況によって適宜変更する予定である。

教科書・参考書等

教科書は特になし。参考書は以下の通り。

「経済学・経営学のための数学」(岡田章, 東洋経済新報社, 2001)
「経済数学」(丸山徹, 知泉書館, 2002)
“A First Course in Optimization Theory” (R. K. Sundaram, Cambridge University Press, 1996)

関連科目・履修の条件等

特になし。
(ただし、ゲーム理論やミクロ経済学との関連について説明する予定であるので、ゲーム理論(非協力・協力)とミクロ経済学(第一・第二)を履修していることが望ましい。)

成績評価

レポート課題(50%)と学期末試験(50%)とする。
(評価の詳細については、講義中に連絡する。)

担当教員の一言

数学的な議論に慣れてもらうため、練習問題を出来るだけ多く解いてもらう予定です。この授業が、履修生の卒業論文研究の一助となれば幸いです。

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