地球環境モデル論   Global Environmental Modeling

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担当教員
増井 利彦 
使用教室
水1-2(W931)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
7728
シラバス更新日
2013年3月31日
講義資料更新日
2013年7月23日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

気候変動問題を中心に、環境変化や経済活動を記述するモデルとモデルを用いたシナリオ開発について説明するとともに、環境と経済の両立を目指したトピックの解説、モデルのプログラミング及びシナリオ作成の演習を通じて、将来シナリオ作成の意義や有効性について習得する。

講義の目的

不確実な将来に対して、どのようなビジョンを持ち、その実現に向けてどのような行動をとればいいのかを議論するために、持続可能な社会を実現することを例に、将来シナリオを受講者自らが作成し、その評価方法について理解することを通じて、将来シナリオの有効性や課題を習得することを目的とする。

講義計画

ガイダンス
経済的手法の効果と影響
経済モデルと環境:統合評価モデル
地球環境研究における将来予測 IPCCを例に
シナリオ作成の手順(1) シナリオの目的・構造の明確化/将来の枠組みの設定
シナリオ作成の手順(2) シナリオライティングと定量化
シナリオ作成の手順(3) 政策の検討と評価
システムダイナミクスモデルとその演習
動学的最適化モデルとその演習
産業連関分析とその演習
持続可能社会の実現に向けた活動と指標
経済発展と環境 環境クズネッツ曲線は成立するか?
経済のグリーン化と環境産業
シナリオ作成の手順(4) シナリオ報告会
本講義のまとめ

教科書・参考書等

各回で示す。

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

講義中でのプレゼンと、レポートで評価する。

担当教員の一言

環境変化と社会経済活動を記述するモデルやシナリオの講義を聴くだけでなく、実際に作業することで、将来を体験してもらいたい。

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